2019/09/15

夕方に再会したモズ♀が柳の灌木で警戒声♪を発し脱糞(野鳥)



2019年6月中旬・午後17:50

▼前回の記事
縄張り内の電柱支線で警戒声♪を発するモズのつがい♂♀(野鳥)

5.5時間後。
同じ日の夕方になってから、田んぼに隣接する新興住宅地を再び通りかかると、柳の灌木に止まったモズ♀(Lanius bucephalus)がキチキチキチ…♪と鋭く鳴いていました。
嘴の動きと鳴き声が同期したので(リップシンクロ)、この個体の鳴き声で間違いありません。
お昼にモズの♀♂つがいと遭遇した地点のすぐ近くの庭なので、おそらくこの辺りを縄張りとする同一個体の♀なのでしょう。
私に対して警戒声を発し続けながら、少量の白い糞を排泄しました。(@1:14)

後半は私が少しだけ横にずれてみたものの、モズ♀は柳の茂みの奥に隠れているので、ピントが合いません。
最後は横の道を駆けてきた児童に驚いたモズ♀が少し飛んで更に奥の茂みに逃げてしまいました。


※ 夕暮れ時の薄暗い条件で撮影したので、画質がやや粗く、オートフォーカス(AF)のピントも甘いです。


モズ♀(野鳥)@柳灌木+警戒
モズ♀(野鳥)@柳灌木+警戒


モズ♀の警戒声を声紋解析してみる

いつものようにオリジナルのMP4動画ファイルから音声部をWAVファイルに抽出してから、なるべくノイズの少ない警戒声の部分を適当に切り出し、スペクトログラムを描いてみました。
16kHz以上の高周波数はカメラの仕様で録音・圧縮する際にヒトの非可聴域としてカットされているのが残念です。
どうしても風切り音など周囲のノイズがあるのですが、キチキチキチ…♪という鋭い警戒声は一定の速いテンポで繰り返し発していることが分かります。



たまに、ヂュン♪という濁った短い鳴き声がキチキチキチ…♪という警戒声の合間に混じることがあります。
下のスペクトログラムでは、3秒および5.5秒から2回、ヂュン♪と短く鳴いています。



ところで、夕方には♂の姿を見かけませんでしたが、どこに居るのでしょう?
私は身動きせずに少し離れたところから撮り続けているだけなのに、モズ♀が警戒声を止めてくれないということは、近くにモズの巣がありそうです。
すると案の定…。


つづく→柳の灌木に潜むモズ♂幼鳥(野鳥)


タイサンボクの葉裏にぶら下がって動くニトベミノガ(蛾)の蓑虫



2019年6月中旬

民家の庭木に白い大きな花が咲いています。
うろ覚えでビワの花かと思ったのですが、調べてみるとタイサンボク(泰山木)という常緑樹でした。
ヤマケイポケットガイド5『庭木・街路樹』p223によると、栽培適地は東北南部以南とのこと。
山形県は分布の北限ということになります。
名前が分かるとあちこちでよく目につくようになりました。

タイサンボク樹冠部の葉裏にミノムシ(蓑虫)が2匹ぶら下がっていました。
蓑を作った材料の葉片が大きいので、おそらくニトベミノガMahasena aurea)の幼虫でしょう。

1匹目の個体は枯葉のみで蓑を作り、静止しています。
葉裏への接着点の近くに虫食い穴(食痕)がありました。

2匹目の個体は蓑に青葉の破片を2枚付けています。
葉先に食痕があり、葉裏をゆっくりと徘徊移動中でした。



▼関連記事(3年前の撮影)
イタドリの葉を食すニトベミノガ幼虫(蓑虫)
イタドリの葉と蓑虫:ニトベミノガ(蛾)幼虫

ニトベミノガ?(蛾)幼虫a:蓑虫@タイサンボク葉裏
ニトベミノガ?(蛾)幼虫a:蓑虫@タイサンボク葉裏
ニトベミノガ?(蛾)幼虫b:蓑虫@タイサンボク葉裏

タイサンボク花
タイサンボク花
タイサンボク蕾
タイサンボク幹

スズメがソメイヨシノの樹上で食餌(野鳥)



2019年6月中旬

実が熟し始めたソメイヨシノの木にスズメPasser montanus)が食餌に来ていました。
虫を捕食したのか、それともソメイヨシノの黒い熟果を啄んで食べたのか、不明です。

野鳥が桜の熟果を食べるシーンを撮りたいのですが、なかなか難しいです。


スズメ(野鳥)@桜:ソメイヨシノ樹上+果実採食?

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