2012年6月上旬
背高く育ったイタドリの葉裏に蓑虫が付いていました。
少しずつ移動しており、食痕(虫食い痕)が見えました。
食事中だったようです。
蓑の特徴的な形状からニトベミノガと思うのですけど、イタドリは食草リストに含まれていません。
ミノガ科でイタドリを食草とする蛾を検索してみてもデータベースからヒットしませんでした。
採集して飼育を始めました。
♂成虫が羽化したら同定可能ですが、一生を蓑の中で暮らす♀なら私には同定は無理です。
やがて食欲が落ち移動しなくなったので蛹化したようです。
しかしその後、待てど暮らせど成虫が羽化してこないので、♀だったのかな?
wikipediaによると、本種は興味深い習性をもつようです。
小枝や葉を付着させだんだんと蓑を大きくしていくが、その際に、自分の頭部の脱皮殻を蓑の一部に織り込むという変わった習性がみられる。蓑の頂上部分から排泄物を外へだす。次回はこの点に注意して観察してみるつもりです。
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