2012年6月上旬
沼の対岸で何か毛皮の獣が動いていることに気づきました。
打ち捨てられた古タイヤの横に居ます。
生い茂った葦の葉が邪魔で全身が見えないのは残念ですが、頭隠して尻隠さず。
どうやらホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)のようです。
フリーズしてこちらを凝視しています。
息を潜めて見ているとようやく警戒を解いて横を向き、古タイヤに頭を突っ込みました。
のそのそと奥の茂みに移動すると、依然としてこちらの様子を窺っているようです。
ところが撮影の途中でカメラのバッテリーが切れてしまうという、痛恨のミス…。
急いで予備のバッテリーを取りに行くと、驚いたタヌキは茂みの奥へ走って逃げてしまいました。
溜糞があるのか、あるいはここが塒(ねぐら)なのかな?と思いつつ、古タイヤに近づいて実況見分してみました。
古タイヤの中に何か獲物(カタツムリやカエルなど)を見つけて捕食したのかと想像してみたものの、空っぽで特に食痕などは見つかりませんでした。
この沼にはいつもカルガモの
タヌキはその卵を失敬した?とか妄想してみました。
あるいは古タイヤの中に溜まった雨水を飲んでいたのでしょうか。
本当は沼の水を飲みに来たのに、対岸にいる私の存在に気づいて遠慮したのかもしれません。
タイヤの奥の茂みには獣道ができていました。
予算があれば監視カメラを設置してみるのになー。
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