2019/09/15

タイサンボクの葉裏にぶら下がって動くニトベミノガ(蛾)の蓑虫



2019年6月中旬

民家の庭木に白い大きな花が咲いています。
うろ覚えでビワの花かと思ったのですが、調べてみるとタイサンボク(泰山木)という常緑樹でした。
ヤマケイポケットガイド5『庭木・街路樹』p223によると、栽培適地は東北南部以南とのこと。
山形県は分布の北限ということになります。
名前が分かるとあちこちでよく目につくようになりました。

タイサンボク樹冠部の葉裏にミノムシ(蓑虫)が2匹ぶら下がっていました。
蓑を作った材料の葉片が大きいので、おそらくニトベミノガMahasena aurea)の幼虫でしょう。

1匹目の個体は枯葉のみで蓑を作り、静止しています。
葉裏への接着点の近くに虫食い穴(食痕)がありました。

2匹目の個体は蓑に青葉の破片を2枚付けています。
葉先に食痕があり、葉裏をゆっくりと徘徊移動中でした。



▼関連記事(3年前の撮影)
イタドリの葉を食すニトベミノガ幼虫(蓑虫)
イタドリの葉と蓑虫:ニトベミノガ(蛾)幼虫

ニトベミノガ?(蛾)幼虫a:蓑虫@タイサンボク葉裏
ニトベミノガ?(蛾)幼虫a:蓑虫@タイサンボク葉裏
ニトベミノガ?(蛾)幼虫b:蓑虫@タイサンボク葉裏

タイサンボク花
タイサンボク花
タイサンボク蕾
タイサンボク幹

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