2019/08/29

交差点の電柱から飛んでムクドリの集団塒に戻るノスリ(野鳥)



2019年6月上旬・午後19:20(日の入り時刻は午後19:00)


▼前回の記事
公園の街路樹に騒々しく♪塒入りしたムクドリの大群(野鳥)

公園外周の街路樹に塒入りしたムクドリSturnus cineraceus)の大群に私がしつこくカメラを向けていたら、樹上から大型の白っぽい猛禽類が飛んで逃げ、最寄りの交差点の電柱に止まりました。
こんな街なかの公園に大型の猛禽類が潜んでいたとは意外でした。
電柱の天辺の水平な支柱に止まって辺りを睥睨しています。
交通量の多い大通りの喧騒にも負けない音量で、ムクドリの大群が集団塒で鳴き交わす声が喧しく聞こえます。

しばらくすると、意を決したように電柱から飛び立ちました。

力強く羽ばたいてから水平に滑翔し、公園の街路樹に再び飛び込んで姿を消しました。
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、猛禽類の正体は翼下面の斑紋からノスリButeo japonicus)と判明。

もしかすると、今季に私が定点観察しているノスリの親鳥♀♂のどちらかでしょうか?
ただし、左の翼の風切羽は抜けていませんでした。
現場はノスリの営巣地から地図上の直線距離で数キロしか離れておらず、ノスリならひとっ飛びで来れるでしょう。
行動圏内でも不思議ではありません。
(距離を明記すると名探偵が作図と推理でノスリの営巣地をピンポイントで突き止めてしまいそうなので、猛禽類保全のために距離をぼやかします。)
もちろん、全く別個体のノスリである可能性もあります。

この公園に毎晩塒入りするムクドリの大群を狩ろうとノスリが待ち伏せしているのでしょうか?
しかしハヤブサや森林性のタカならともかく、飛び回るムクドリをノスリが器用に狩るのは難しい気がします。
それともノスリは毎晩、この公園の街路樹にムクドリと一緒に塒入りしているのでしょうか?
ムクドリの大群がノスリに対してモビング(擬攻撃)している様子がなかったのが、興味深く思いました。

小さな公園でも多くの木々が植栽してあるだけで野鳥にとっては、街なかの緑地として非常に貴重であることが実感できました。


つづく→後日にムクドリ大群の塒入りを再調査

ノスリ(野鳥)@晩:電柱




↑【おまけの動画】
塒入り前にローマ上空を群飛するホシムクドリの大群を襲うハヤブサ。
私が見ている公園でも、果たしてこのようなシーンが毎夕繰り広げられているのでしょうか?



道端の側溝内で虫を捕るスズメ(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:07

ここ雪国では道端の水路は冬になると除雪した雪を捨てる融雪溝として使われます。
流れる水深が浅くても歩行者や自転車がうっかり落ちると危ないので、普段は鉄格子で蓋をしています。

夕方に1羽のスズメPasser montanus)成鳥が側溝の鉄格子に止まっていました。
側溝内に何度も飛び降り、すぐに出て来ます。
夕方になると水路の周りを蚊柱のように盛んに飛び回るようになる微小なユスリカなどを捕食しに来たのでしょう。
初めスズメは嘴に何も咥えていなかったのに、側溝に出入りした後は小さな虫を咥えています。
街なかの害虫駆除にスズメは一役買っているのです。
最後はこちらに向かって飛んで来て、住宅地に姿を消しました。
スズメが飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
捕らえた虫をその場では食べず、嘴に貯め込んでいたので、巣で待つ雛に給餌するための採餌活動であることが分かりました。

スズメが出入りしていた水路の中を覗いて見ると、浅いものの結構速い流れでした。
スズメは水面に触れないようホバリングしながら虫をフライングキャッチしているのですかね?


▼関連記事
道端の側溝内で虫を捕るハクセキレイ♂(野鳥)



スズメ(野鳥)@側溝内外+捕虫
側溝・全景
側溝・全景

2019/08/28

ハシボソガラスにモビングされて逃げるノスリの親鳥(野鳥)




ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#7



▼前回の記事
ノスリの雛が孵化した!(野鳥)

2019年5月下旬

6日ぶりの定点観察。
ノスリButeo japonicus)の営巣地の上空で必死に羽ばたいて逃げる猛禽類をハシボソガラスCorvus corone)が嗄れ声で鳴きながら追いかけていました。
1対1のモビング(擬攻撃)です。

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、情けなく逃げる猛禽類はノスリでした。
左の翼の風切羽が1枚欠損しています。
いつから抜け落ちているのか分かりませんが、カラスと喧嘩中に羽を引き抜かれたのでしょうか?
この分かりやすい特徴は、今後の個体識別で役立ちます。
私には性別が見分けられないのが残念です。
それから、欠けている羽は正確には初列風切なのか次列風切なのか、どなたか教えてもらえると助かります。

ハシボソガラスの方がノスリより速く飛んで猛追しています。
背後からカラスに追いつかれそうになると、ノスリは襲われる寸前に急上昇してカラスの攻撃をかわしました。
自分の巣がある縄張り空域のはずなのに、ノスリ親鳥は川の下流の方へ追い払われてしまいました。
その間、逃げるノスリの鳴き声は聞き取れませんでした。(鳴いていないと思う)
カラスもあまりしつこく追撃せずに、あっさり自分の縄張りに引き返しました。
この川の流域ではハシボソガラスやハシブトガラスの♀♂ペアが何組もニセアカシアやオニグルミの樹上に営巣しています。
この連載記事の#1でもノスリの親鳥(おそらく♂)がハシボソガラスにモビングされていました。



ノスリ親鳥:左翼風切羽欠損(野鳥)vsハシボソガラス@モビング飛翔
ノスリ親鳥:左翼風切羽欠損(野鳥)@飛翔  (逆光のため自動色調補正して翼の下面を見やすく加工)



ちなみに、この日はノスリの巣の様子を撮っても親鳥は不在のようで、雛の姿も見えませんでした。
「巣内に動きが見られなかった」という映像記録を見せられても視聴者にはつまらないでしょうから、ブログ限定で公開します。
巣の周りの木々の葉がどんどん茂り、ノスリの巣がますます隠されていきます。

巣を隠しつつある丸い木の葉の樹種は何ですかね?(蔓植物?)

カラスに連日執拗にモビングされたら、ノスリの親鳥は育雛を放棄してしまうのでしょうか?

カラスがノスリの巣を襲って幼い雛を殺したり捕食したりすることも、あり得ないことではありません。

つづく→#8:ノスリの巣:夜明け前後の様子(野鳥)


ノスリ(野鳥)巣@柳樹上
ノスリ(野鳥)巣@柳樹上

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