2018/10/14

マメハンミョウを見つけた!



2018年7月下旬

川沿いの原っぱでヨモギの葉に私が今まで見たことのない甲虫を発見。
証拠写真や映像のスナップショットはそこそこに済ませて、逃げられないうちに採集を優先しました。
焦って手を伸ばすと擬死落下。
地面に転がった虫の足の付け根から黄色い液体(カンタリジン)を分泌していました。
これは毒液なので、素手で触れてはいけません。
これでツチハンミョウの仲間だろうと予測が付きました。

帰ってから名前を調べると、マメハンミョウ(Epicauta gorhami)と判明。
インターネット上の画像と比べると、この個体は鞘翅の白い縦線が無いのが気になりました。
小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』でマメハンミョウについて調べてみると、

前胸に3条、各上ばね中央と両縁に各1条灰白毛の縦線があるが、東北地方の個体では消失する。
とのことで、納得しました。
派手な模様は有毒生物であることを捕食者(天敵)にアピールするための警告色とされますが、東北地方の個体群がそれを失っているということは、体内に含む毒(カンタリジン)の量が少ないのですかね?

次に見つけたときは、もう少し落ち着いて摂食行動などを観察してみたいものです。

マメハンミョウ@ヨモギ葉
マメハンミョウ@擬死落下+カンタリジン分泌

以下は標本写真。


夜になると閉じるニセアカシアの葉【暗視映像】



2018年7月下旬

マメ科植物のニセアカシア(別名ハリエンジュ)の木の葉はネムノキと同様に、夜になると葉を閉じて眠ると聞きました。


▼関連記事
・ネムノキの葉が夜に閉じる就眠運動【微速度撮影】
・ネムノキの開葉運動【微速度撮影】

夜遊びの帰り道、実際に見に行ってみました。
1箇所目は住宅地の道端に生えたニセアカシアの灌木です。
赤外線の暗視カメラで撮ると、確かにニセアカシアの葉は葉柄から垂れ下がった状態でした。
2箇所目は側溝の近くに生えたニセアカシアの幼木です。
夜はストロボ付きのカメラを持ってくるのを忘れてしまい、写真を撮れませんでした。(映像のみ)

翌日の昼間(数時間後)に同じ2箇所を再訪して、昼間の葉の様子も映像で記録してみました。
昼間のニセアカシアは葉柄がピンと伸びていて、活発に光合成しています。
丁度この日は接近中の台風の影響で風が強く、枝が激しく揺れていました。
今年の夏は記録的な猛暑でしたが、ニセアカシアの葉が夜に萎れているように見えるのは決して干ばつや水不足のせいではありません。
夜から昼にかけて雨が降った訳でもありません。

この点について今回の映像はあまり説得力がありません。
次回はニセアカシアの就眠運動や開葉運動を連続して撮影(微速度撮影)してみるつもりです。
今季は野外で長時間じっくり撮影できそうな場所を探せませんでした。(怪しまれて職務質問されそうです)
枝葉を採取して室内で撮影できれば簡単ですけど、水差しにした照明下でも運動性は保たれているのかな?
予習しようと思いつつ他のことで忙しく、来年に持ち越しです。

本やインターネットで調べる前に、片手間にでも試しに予備実験してみれば良かったですね。

参考サイト:植物の眠りを分子で解く(研究者インタビュー)


ニセアカシア枝葉a
ニセアカシア灌木a・全景
ニセアカシア枝葉b
ニセアカシア幼木b・全景

2018/10/13

クリの樹皮を噛り幹を登るキマワリ



2018年7月下旬

農村部のクリ(栗)の大木でキマワリ(Plesiophthalmus nigrocyaneus)が幹に取り付いて樹皮をかじっていました。
やがて太い幹をどんどん登り降りし始めました。
あちこちで立ち止まっては樹皮を味見しています。
キマワリの性別判定法も産卵習性も知らないのですが、もしかするとこの個体は樹皮に穿孔してから産卵する♀なのかな?と妄想しました。
最後は蟻と出くわしてビッ栗(クリ)!

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


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ミズナラの幹を徘徊するキマワリ


キマワリ@クリ幹+樹皮噛り
キマワリ@クリ幹+樹皮噛り

クリ実(未熟イガ)

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