2016年9月下旬
杉林の林床でトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀がアザミの仲間に訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷でした。
トラマルハナバチとアザミの組み合わせは別に珍しくありませんし、大して面白い映像でもありませんが、今回のトピックはアザミです。
手元にある数冊の植物図鑑をめくって調べても、特徴がしっくり合致する種類が見つかりませんでした。
そのまま保留にしていたら翌年、同じ地域のカラスアゲハ♂が訪花していたアザミ(映像公開予定)を調べていて、ようやくマミガサキアザミという名前に辿り着きました。
国立科学博物館が公開しているサイト「日本のアザミ」によると、今のところ山形県でしか見つかっていない特産種なのだそうです。
山形県特産で,葉が鋸歯縁となり,多数で小型の頭花を上向きに咲かせ,総苞片が細長く,反曲するアザミ
しかもマミガサキアザミはレッドデータに絶滅危惧ⅠA類(CR)として指定されています。
私のフィールドでは結構よく見かけるアザミなのに、なぜ一般的な植物図鑑には載っていないのだろう?という疑問がようやく解決しました。
稀少植物として保護されるどころか、他の雑草と一緒に草刈りされているぐらい、普通種?として結構よく見かけます。
ぜひ『日本のアザミ』を書籍化して欲しいです。(『日本の野菊』、『日本のスミレ』など専門的な図鑑を出版している山渓ハンディ図鑑のシリーズとかどうでしょうか?)
このブログの古い記事でも「アザミの一種」としていた中に、見直してみるとマミガサキアザミが含まれているかもしれません。
高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#24
2017年6月中旬・午後15:02〜15:24
ハシボソガラス(Corvus corone)雛鳥は未だ巣立ちしいません。
wikipediaの情報によれば、
(ハシボソガラスの)産卵期は4月頃で、1回に3-5個の卵を産む。主にメスが抱卵し、その間オスはメスに餌を運ぶ。抱卵日数は約20日。雛に対する給餌は雌雄共同で行い、雛は孵化後約1か月で巣立つ。子育てに失敗すると再度抱卵し子育てを行うこともあるが、子育てに時間が掛かるため北では1度が限度と見られる。
なんとか雛が巣立つまで見届けたくてしつこく通っているのですけど、いつ孵化したのか分からないので、巣立ちの予定日も予測できないのが辛いところです。
巣に通って雛に給餌する親鳥♀♂の活動を微速度撮影してみました。
望遠レンズでズーム最大にしてしまうと、10倍速映像では親鳥の出入りを見落としそうになります。
22分間で親鳥♀♂が代わる代わる8回給餌しました。
親鳥が留守中に雛がいつものように羽ばたき練習すると、強風で体が浮きました。
高所の巣から落ちてしまうのではないかとハラハラしましたが、無事でした。
こうやって少しずつ飛ぶ感覚を身につけているのでしょう。
再生時間 行動
0:41 帰巣、給餌
0:45 出巣
0:52 帰巣、給餌
0:55 出巣
0:59 帰巣、給餌
1:02 出巣
1:17 帰巣、給餌
1:20 帰巣、給餌
1:22 出巣
1:23 出巣
雛@羽ばたき練習で浮いた!
1:44 帰巣、給餌
1:46 出巣
1:49 帰巣、給餌
1:50 出巣
2:03 帰巣、給餌
2:11 出巣
2:12 撮影終了
背景の雲の流れが早いことから分かるように、風が強くてやや肌寒い日でした。
強風で三脚が振動して困りましたが、動画編集時に手ぶれ補正すれば、映像が改善されました。
次回からは水入りのペットボトルを用意して、三脚に重りとして吊り下げることにします。
つづく→#25:嘴に咥えてきた餌を巣内の雛に与えるハシボソガラス(野鳥)
2017年7月下旬・午前7:55〜7:59
駐車場の隅に生垣として植栽されたアベリア(別名ハナツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ)でキンケハラナガツチバチ♀(Megacampsomeris prismatica)が訪花していました。
釣鐘型の花に潜り込んで正当訪花で吸蜜するのは無理らしく、花筒の根本に外側から穿孔して盗蜜していました。
これなら体型が太く舌が短い蜂でも花蜜を舐めることが出来ます。
ツチバチの仲間も盗蜜するとは知らず、初めて観察した私はとても興奮しました。
ただし、一次盗蜜者によって開けられた穿孔をちゃっかり利用しているだけかもしれません。(二次盗蜜者)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。