2015年11月下旬
夕方の河川敷上空をカラス(ハシブトガラスかハシボソガラスか不明。混群かも?)の群れが鳴き交わしながら飛んで行きます。
塒がどこにあるのか、位置を突き止めたいものです。
2015年11月中旬
雪国では庭や神社の石灯籠が積雪で倒壊しないように、晩秋になると木材を組み合わせ荒縄で縛った「雪囲い」で石灯籠を一つずつ保護します。(庭木や生け垣なども同じく丹念に雪囲いします。)
雪囲いの陽の当たる南面でマダラスジハエトリ(Plexippoides annulipedis)を3匹、見つけました。
同種のハエトリグモばかり雪囲いに集まっていたのは偶然でしょうか?
図鑑『日本のクモ』p301によると、本種は「冬季はスギ、ヒノキなどの樹皮下に袋状住居を作って越冬する」とのこと。
越冬場所を探索していたのかもしれませんが、冬籠りするには未だ少し気が早い気がします。
しかも3匹とも♀タイプでした。
マダラスジハエトリ成体の斑紋は性的二型を示すので、未熟な幼体はすべて♀タイプの体色なのかもしれません。(要確認)
一匹の♀cに注目して撮り始めると、こちらに向き直ってビデオカメラのレンズを見つめました。
カメラへの距離を測ると、マダラスジハエトリ♀cは板からカメラに跳び移りました。
そのまま私がビデオカメラを雪囲いの横木にそっと近づけると、♀cは自ら飛び移ってくれました。(映像なし)
すると右上の支柱に居た別個体の♀bが、♀cを目ざとく見つけました。
2匹の幼体は発育状態が異なり、体長の目測では♀b>♀c。
大型の♀bが♀cをめがけて横木に跳び下りました!
縄張り争いのような闘争(小競り合い)なのか、捕食行動(狩り)なのか、どちらでしょう?
跳びかかって来られた瞬間に、狙われた小型の♀cはしおり糸を引きつつ横木から緊急離脱しました。
相手を見失った♀bは、横棒を左に歩き去りました。
難を逃れた♀cはいつの間にか宙吊り状態から雪囲いに戻り、荒縄の上に居ました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→雪囲いを登るマダラスジハエトリ♀(蜘蛛)
2015年11月中旬
▼前回の記事
野生ニホンザルの交尾
交尾していた野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の♀♂ペアが居なくなってすぐ、別の猿が岩山の下から登って来ました。
股間に睾丸が見えますが、赤くないので若い♂(発情していない)のようです。
もう1頭は♀かな?(自信なし)
2頭が連れ立って斜めに登り、群れの後を追うように遊動して行きました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。