2012/06/20

オオハエトリ♀に鏡を見せてみた



2012年5月中旬

庭で見つけた体長13mmのオオハエトリ♀。
見るからに♀だと思いますが、外雌器を未確認なので成体かどうか不明です。

目の前に手鏡を置いて鏡像を見せると一体どんな反応を示すでしょうか?
鏡像を認識するまで鏡の角度を色々と変えてみます。
突然、オオハエトリ♀は驚いたように第一脚の両脚を同時に振り上げながら退却しました。
ハエトリグモ科においてこの万歳行動は威嚇誇示と考えられています。
しつこく追いかけて鏡を見せると、対決を避けるように横を向いてしまいました。
どうも鏡像を見たくないようです。

実験を繰り返すと、ようやく再び鏡像反応が見られました。
早足で鏡に接近していたオオハエトリ♀が、急に飛び退きました。
威嚇姿勢は示さず、左の第一脚をかすかに上下しています(タップ)。
向きを変えて退散。

やがて、鏡の裏に回り込んだり体の向きを変えて退散したり、と逃避行動が多くなります。

同一個体で実験を繰り返す度にハエトリグモは学習して?逃げ腰になるようです。
初めて鏡像を見せたときが最も顕著な反応を示します。
(実はこの撮影開始前にも一回試しています。)
したがって、鏡像反応の実験および撮影は一発勝負と考えた方が良さそうです。

以前試した繁殖期のネコハエトリ♂と比べると、オオハエトリ♀は決して好戦的ではないという印象。
関連記事→「ネコハエトリ♂に鏡を見せてみた

実際にオオハエトリ♀同士が出会っても闘争に発展することは無さそうです。
おそらく性差による違いだと思います。
簡単で面白い実験なので、次はオオハエトリ♂およびネコハエトリ♀でも鏡像反応を調べてみるつもりです。







2012/06/19

羽化直後のドロバチヤドリニクバエが翅を伸ばす【微速度撮影case2-3】




スズバチ泥巣の飼育記録

2012年5月中旬・室温21℃

スズバチの泥巣に寄生していたドロバチヤドリニクバエの成虫が早朝にまた羽化してきました。
飼育の経緯を記した記事はこちら→「スズバチの泥巣に寄生したドロバチヤドリニクバエの羽化

泥巣の上に落ち着くと、しわくちゃの翅芽を伸ばし始めます。
「のびのびと羽を伸ばす」という慣用句を映像化した5倍速の早回しをご覧ください。
いざ伸び始めると前翅は一気に伸展します。

本来は寄主の泥巣からの脱出に使われる前頭嚢が風船のように激しく伸縮を繰り返しています。
ハエが、蛹から羽化する際に、嚢状の額嚢を出したり引っ込めたりして囲蛹殻を破って出てくるが、羽化して体が硬くなると額嚢は額嚢線という痕跡を残すのみになってしまう。(『ハエ学:多様な生活と謎を探る』第1章「ハエとはなにか」p3-4より)
平均棍を覆う白い覆弁(胸弁、鱗弁、膜弁)もやはりシワクチャの状態から徐々に伸びた…ような気がします。
身繕いのついでに伸びた翅を後脚で弾く行動が羽化直後に毎回必ず見られます。



2日後にまた新たに羽化して来ました。室温21℃
早朝から午前中に羽化する傾向があるようです。
今回は後ろ姿のアングル。
長撮りした映像を同じく5倍速に早回ししてあります。

前回の微速度撮影よりもうまく撮れるようになりました。
「習うより慣れろ」ですね。


(つづく→「スズバチ♀の羽化と泥巣からの脱出」

2012/06/18

アオサギの羽繕い【野鳥】



2012年5月上旬

湿地帯というか河畔林でアオサギArdea cinerea jouyiを発見。
珍しく地上(木の根元)に立って念入りに羽繕いしています。
やがてこちらを警戒するように、長い首を伸ばして辺りを見渡しています。
ようやく安心したようで、羽繕いを再開。

欲を出してこっそり近づこうとしたら、バサバサと飛び去ってしまいました。(映像なし)
うーん、野鳥が相手だと難しいのー。






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