2012/04/17

ミカドトックリバチ♀が蟻地獄の巣穴に…



2011年9月中旬

神社境内の床下でミカドトックリバチ♀(Eumenes micado)が巣材用にせっせと採土していました。
ここは小石だらけですけど乾いた土が一面にあり、あちこちにアリジゴク(種名不詳)が摺鉢状の巣穴を作っています。
ハチが低空飛行で場所を変えた際にアリジゴクの巣穴で足を滑らせ転がり落ちてしまいました。(@0:20)
瞬間的に脚をアリジゴクの毒牙に噛まれるかと期待したのですが、何事もなかったように作業を続けます。
体格に差があり過ぎて、きっと勝負になりませんね。

【追記】
当初はろくに調べずムモントックリバチと表記していたのですが、ミカドトックリバチの誤同定でした。訂正します。


2012/04/16

鳴きながら木を突ついて回るアカゲラ♂【野鳥】



2012年3月下旬

里山の雑木林で鳴き声を目当てに樹冠を探すと運良くアカゲラを発見。
啄木鳥が実際に木を突ついて回る採食行動を撮れたのはこれが初めてです♪
たまたま近くに立っていた杉の木に身を隠しつつカメラを向けました。
このアカゲラは後頭部に赤いベレー帽を被っているので♂。
(♂を見つけたのも初めて♪)
キョッキョッ♪と断続的に鳴きながら背の高い落葉樹(イタヤカエデ)の幹を下り採食行動しています。
コツコツと木を突つく音(ドラミング)は遠くてこちらまで聞こえません。
鳴きながら幹を上下し、飛んで隣の枝に移動しました。

個人的に驚いたのは、アカゲラが頭を上にした姿勢のまま幹を小刻みに跳び下りる移動法です。
上へ上へとピョンピョン跳んで登るのは良いとして、下りも足元をろくに見ないで降りていくのです。
硬い尾羽の先を幹に押し付けて、両脚と尾羽の3点でうまく体重を支えているのでしょう。
木の幹にしかりと掴まるために、キツツキは足指が前2本、後ろ2本に分かれているそうです。
(『鳥のおもしろ私生活』 p188 より)


やがて幹のある場所に狙いを定め突つき続けます。
掘削した木屑が飛び散るのが見えます。

枝をピョンピョン跳んで登ってはあちこちで幹を試し堀りしています。
しばらく同じ場所を突ついてみたものの、諦めたのか幹を下りました。
短く飛んで隣の枝に移動すると、疲れたのか幹に止まって小休止。

再び幹を登り始め、背側の模様もばっちり披露してくれました。

観察を続けているとアカゲラの動きが無くなってきたので、ここを塒にするのだろうか?と思い始める。
油断していたら隣の森に飛び去る姿を撮り損ねてしまいました。



樹の中に穿孔した獲物(カミキリムシの幼虫など)を引き摺り出して捕食する様子は今回残念ながら観察されませんでした。
それとも採食行動ではなく、巣穴を開ける場所を探していたのだろうか?


※ 夏に葉が出たらこの大木の樹種を突き止めるつもりです。イタヤカエデと判明。


細かく映像を編集する暇が無いので、同一個体を長々と撮った素材を繋げただけです。




2012/04/15

キジ♂の早朝散歩と青菜採食【野鳥】



2012年4月上旬

晴れた早朝にキジが縄張り宣言で鳴く声がします。
一羽のキジ♂が残雪を踏みしめ、どんどんこちらに歩いて来ます。
舗装された駐車場を早足で駆け抜け、一段下の菜園に飛び降りました。
ようやく雪が消えつつある畑で青菜を少し摘み食いしてから物陰に消えました。
朝食メニューはカブの葉でした。
撮影中は鳴かず飛ばず。

ランダムに記事を読む