2010年7月上旬
道端に生い茂ったススキに葉裏で脱皮しているフキバッタの一種を発見。
終盤のようで、脚が固まるのを待っています。
成虫への羽化なのかもしれませんが、成虫も翅の短い種類なのでよく分かりません。
腹端を抜け出る肝心の瞬間を撮り損ねてしまいました。
痛恨のミス...。
本来は三脚を立てて脱皮の過程を望遠で監視すべきでしたが(早回し映像作成)、この日はあまりにも暑くて頭がぼーっとしてしまい、雑な撮影になってしまいました。
マクロレンズ装着で不用意に近づき、撮影に邪魔な手前の葉を折っていたら警戒したフキバッタがスルリと脱いで逃げられてしまいました。
「♪緑の中を走り抜けてくバッタがおるでぇ~」と古い替え歌を口ずさみながら、記念に脱皮殻を採集して持ち帰りました。
【追記】
改めて映像を見直すと、翅のようなものが見えるので、成虫への羽化かもしれません。
『カラー自然シリーズ44:バッタのくらし』によると、
成虫になる最後の脱皮を羽化といいます。(中略)フキバッタの成虫には、他のバッタのような長い羽は見られません。小さな褐色の羽が、成虫のしるしです。
2010年7月上旬
道端の草むらで見つけた芋虫。
体側面にはなんとも複雑怪奇な模様(黄色地に黒曲線)があります。
蔓に掴まったまま頭部(オレンジ色地に黒斑点)を少し持ち上げ威嚇姿勢を取っていました。
脚はオレンジ色。
指で軽く頭部に触れると慌ててUターンし、葉裏に隠れました。
幼虫図鑑サイトで調べてみると、たぶんヒメトラガ(Asteropetes noctuina)の幼虫だと思います。
蔓植物は種名不詳ですが(ヤブガラシかな?)、ヒメトラガの食草としてヤマブドウなどのブドウ科植物が知られています。
2010年6月中旬
柳の木の上に鳥の巣を発見。
しばらく眺めていても親鳥が居ないようなので、よじ登って調べてみました。
巣の直径は約40cm。
沢山の枯れ枝を密に組み合わせお椀状の巣が作られています。
残念ながら中に卵や雛は居ませんでした。
後日再訪しても主は不在だったので、古い巣なのだろうか。
それとも作りかけ?
図鑑で調べてみると、素人目にはカラスの巣と似ている気がします。
平地なのでハシボソガラスかな?
≪参考≫ 『日本の野鳥:巣と卵図鑑』 世界文化社
【追記】
『カラスは街の王様だ』p13によると、
ハシボソガラスの巣は落葉広葉樹やマツなどの明るい樹枝上に割と開放的に作られるのに対し、ハシブトガラスではクスなどの常緑広葉樹の樹冠部の茂みにひっそりと作られる傾向がある。(中略)巣の高さは、警戒心の強さを反映してか、一般にハシブトガラスの方が高い。
同書p143によると、
カラス類では、偽巣と呼ばれる、実際には使用しない巣を造ることがよくある。
『カラスの思惑』p22によると、
カラスは4月から5月にかけて卵を産み、かえったヒナを7月の初めごろまで巣で育てる。