2026/05/01

林内の越冬用巣穴に近づく侵入個体に大声で吠えて追い払う雪国のホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年2月上旬 

二次林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地を自動センサーカメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマが掘った営巣地(セット)でした。 


シーン1:2/10・午後21:06・気温-1℃(@0:00〜) 
大雪が積もった巣口Rが画面の右に写っています。 
ある晩、巣穴の主が右から来た侵入個体に大声で吠えて♪威嚇しました。 
鳴き声を言葉で書き記すのが難しいのですが、グヮーッ♪とかグルルルァー♪とか、今まで聞いたことのない鳴き声でした。 
巣口Rから手前に向かって深雪をラッセルしながら迂回して来た個体は、主のパートナーが侵入者を追い払いに行ったのかな? 


【考察】
タヌキ同士の巣穴を巡る小競り合いは初見です。 
「同じ穴のむじな」に対して寛容なアナグマとは大違いですね。 
今季は積雪量がとにかく多くて、タヌキが外出中に巣口が雪の下に埋もれてしまったりするので、厳冬期に巣穴を確保するのは死活問題なのでしょう。 

この営巣地にはもう一つ別な巣穴Lがあるのに、そこを掘って使うという知恵がタヌキにはないようです。 
アナグマよりも穴掘り能力が劣るタヌキは、自力で越冬用巣穴を整備できないのかもしれません。 

あるいは別の解釈として、発情期の近い♀に2頭の♂がつきまとっていたのかもしれません(セクハラ)。 
パートナー♂があぶれ♂を追い払ったのでしょうか。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→

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