2024年5月下旬・午前10:25頃・くもり
私が平地の二次林を静かに歩いていると、林縁で採食してたニホンカモシカ(Capricornis crispus)が急に逃げ出しました。
こんな平地で野生のカモシカとニアミスするとは想定外で、私も驚きました。
山から降りてきた個体が平地の二次林でこっそり暮らしているようです。
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逃げたカモシカは休耕地を横切り、砂利が敷かれた農道まで来ると立ち止まりました。
(映像はここから。)
農道に佇むカモシカがキョロキョロと油断なく周囲を見渡しています。
私の居る方向もときどき見ていますが、近視のカモシカに私の姿は見えていないはずです。
やがて駆け足で農道を右に走り去りましたが、全速力ではありません。
この間、カモシカは私に対して一度も威嚇の鼻息を発しませんでした。
カモシカの逃走シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
冬毛から夏毛へと生え変わる時期(換毛期)のようで、フワフワの白い綿毛が体のあちこちから抜けかけています。
さて、この個体はこの後も山へは帰らずに、しばらく平地の二次林で暮らすことになります。(映像公開予定)
いつからこの辺りに出没するようになったのか分かりませんが、林縁でノイバラの棘に引っかかっていた綿毛(抜けた冬毛)はタヌキではなくカモシカの抜け毛かもしれない、という可能性が出てきました。
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