2021年4月下旬・午後17:30頃・くもり
夕方に出会ったキジ♂(Phasianus versicolor)です。
刈田の方から歩いて来て、砂利が敷かれた農道をゆっくり横断していました。
こちらを見て私に気づくとやや足早になり、道端のガードレールの下をくぐりました。
その先は土手になっていて、枯草に覆われた階段をキジ♂は慎重に降りて行きます。
広大な湿地帯のヨシ原は未だ枯れたままでした。
キジ♂はガサガサと足音を立てながら枯れたヨシ原を移動していきます。
しつこく見ている私を警戒しているようで、物陰に隠れよう隠れようとしています。
やがて、柳の木の茂みの陰でキジ♂は動かなくなりました。
茂みに隠れてキジ♂の目が見えないということは、キジからも私が見えてないということになります。
キジの顔を見ようと私が少しでも動けば、キジは嫌がってまた逃げてしまいそうです。
あるいは、このまま柳の木の下で夜を過ごすのかな?
キジの塒入りを私は未だ見たことがありません。
長々と撮影している間にキジ♂が母衣打ちの縄張り宣言を一度もしないのが不思議でした。
どうやら、薄暗い夕方にはやらないようです。
翌日の夜明けからまたケンケーン♪と鳴くはずです。
あるいは、スニーカー戦略の劣位個体が優位個体♂の縄張りである湿地帯にこっそり侵入したのかな…?と妄想をたくましくしてみました。
湿地帯でこれからヨシの若葉が再び茂り始めると、キジの行動を観察したくても視界が遮られてしまいます。(全ては藪の中)
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