2021年4月下旬・午後14:00頃・くもり
洋梨(ラ・フランス)を栽培する果樹園で白い花が咲きました。
山形県はラ・フランス収穫量のシェアが77%を誇るのだそうです。
訪花している蜂に注目すると、腹面のスコパに花粉を付けて運んでいたので、ミツバチ科ではなくハキリバチ科の仲間の♀と分かりました。
吸蜜・集粉の合間に身繕いしています。
このとき頭楯に突起が見えました。(@0:33)
採餌シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:03〜)
※ 動画編集時に逆光補正しています。
採集して標本を精査しないと私には同定できませんが、マメコバチ♀(Osmia cornifrons)かもしれません。
というのも、ここでは洋梨の果樹と隣接してリンゴも栽培しており、その一角でヨシの茎を束ねて大量に置いてあったからです。
マメコバチ♀は果樹園で花の授粉を媒介する優れた送粉者として重宝されています。
営巣習性は借坑性で、束ねたヨシの茎の切り口から潜り込んで巣を作り、花粉と花蜜を溜め込んで産卵するのです。
ただし、この日はマメコバチの巣(ヨシ茎の束)の周囲で飛び回る蜂はなぜか見当たりませんでした。
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