2020年7月下旬・午後16:40頃・くもり
美しい小蛾がただ休息しているだけかと思いきや、マクロレンズで接写してみると、伸ばした口吻を小さな花の中央に差し込んで吸蜜していました。
側面から接写すると口吻がよく見えます。
この株では未だほとんどが蕾で、オトコエシの花は数えるぐらいしか咲いていません。
後で調べてみると、ヒロオビヒゲナガ♀はオトコエシの花の蕾に産卵すると知りました。
広渡俊哉, and 永池徹也. "ヒロオビヒゲナガに関する生物学的知見." 蝶と蛾 49.4 (1998): 288-294. (全文のPDFファイルがダウンロード可能)
今回の映像では残念ながら腹端が翅に隠されていて、産卵の有無は不明ですが、産卵姿勢ではないと思います。
次は飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。(@1:18〜)
オトコエシの花序を指で軽くつついて揺らすと、準備運動なしに羽ばたいて飛び去りました。
すぐ近くのヨモギの葉裏に隠れていました。
もう一度指で軽く触れると、慌てて羽ばたきながら落下し、ヨモギの葉にぶつかりながらも飛び去りました。
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