2019年7月下旬・午前6:15〜6:25
山麓のミズキ樹上に早朝からニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが集まって採食していました。
複数個体が樹上に散開して、黒く熟した果実を選んで次々に手で摘み取って食べています。
ミズキの実を頬張ってモグモグしている唇が果汁で黒く染まっています。
ミズキの果実はモモなどと同じく核果と呼ばれ、果肉の中には硬くて大きな種子が含まれています。
ニホンザルはミズキの核果を丸ごと食べるので、硬い種子をコリコリとかじる音が微かに聞こえます。
猿が食べているミズキの果実は、必ずしも黒く熟したものばかりではないことに気づきました。
未熟果は渋い気がするのですけど、中に硬い種子が無い方が食べやすくて好みだという個体もいるのかな?
枝を曲げたり折り取ったりして手元に引き寄せてから実を採食することもあります。
しかし実を完食する前に折り取った枝を惜しげもなく地面に落としてしまいます。
▼関連記事(4年前に別の里山で撮影)
ミズキの実を採食するニホンザルの群れ
樹上で採食していた1頭が急に勢いよく樹冠に登り、枝揺すりの誇示行動を披露しました。(@2:38)
木の下でしつこく撮り続ける私に苛立って威嚇してきたのでしょう。
ニホンザルは樹上だとヒトに対して優位に立てると自信があるのか、結構近くで撮っても私を恐れている様子はありません。
つづく→路上でミズキの落枝を拾い実を食べるニホンザル♂(左切れ耳)
ニホンザル@ミズキ樹上+果実採食 |
ニホンザル@ミズキ樹上+果実採食 |
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