2019年8月上旬・午後
河川敷の草むらでオンブバッタ(Atractomorpha lata)の幼虫を発見。
胸部に翅芽が見えるので、未だ幼虫です。
ツユクサの葉を一心不乱に食べていました。
双子葉植物の葉を食べるバッタを今まで私は見たことがなくて、少し驚きました。
保育社の図鑑『検索入門:セミ・バッタ』でオンブバッタの食性を調べると、
多くの種類の草を食べるが、他のバッタ類に比べるとイネ科より双子葉植物を好む傾向がはるかに強く、とくにキク科の草をよく食べる。地上より植物の上に多い。 (p48-49より引用)
wikipediaにも以下の記述がありました。
バッタ類の多くは日当たりのよい草原に生息し、イネ科やカヤツリグサ科の植物を食べるが、オンブバッタはクズ、カナムグラ、カラムシなど葉の広い植物を食べる。
ツユクサ(ツユクサ科)の葉を食べるという記録は調べても見つけられませんでした。
食べ進むにつれて、ツユクサの葉縁で食痕が少しずつ大きくなります。
隣のツユクサの葉にも食痕が2箇所ありました。
最後に私が指先でそっとオンブバッタ幼虫に触れたら跳んで逃げました。
意外と鈍感ですね。
未だ翅が生えていないので、羽ばたいて遠くまで飛ぶことはできず、ジャンプするだけです。
私の指を写し込んだことで、採寸代わりにもなっています。(大きさの比較)
※ 安物のハンディカムで撮った映像のため、画質がいまいちです。
三脚が無かったので、食害シーンを微速度撮影で記録できませんでした。
採集して成虫まで飼育してみたいところですが、これ以上あれこれ手を広げ過ぎると収拾が付かなくなってしまうので我慢しました。
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