2019年7月下旬
カルガモ(Anas zonorhyncha)の幼鳥が5羽、蓮池の岩場に身を寄せ合って、休んでいました。
1羽は昼寝していたのに、間に割り込もうとした隣の兄弟に押されると目を覚まし、背伸びと欠伸をしました。
幼鳥たちは自分で羽繕いするだけでなく、対他羽繕いも見られました。
右端の2羽が仲良しらしく、隣の個体の顔の辺りを羽繕いしたり相手の嘴を甘噛みしたりしている。
この日は珍しく1羽の成鳥が岸の歩道に上陸していて、蓮池を見下ろしていました。
幼鳥は未だ飛べる羽根が生え揃っていないので、おそらく親鳥♀が幼鳥の安全を近くで見守っているのでしょう。
かなり人馴れしていて、通行人が横を通ったり可愛い幼鳥の写真を撮りに来たりしても逃げずにリラックスしています。
誰か給餌するヒトがいるのかもしれません。
幼鳥がカラスや猛禽類、ネコなどの天敵に襲われないように、このカルガモ一家はわざと人通りの多いところで暮らしているような気がします。
これはツバメなどの繁殖戦略と似ており、シナントロープの一種と言えそうです。
普段この岩場は亀(クサガメとミシシッピアカミミガメ)がのんびり甲羅干し(日光浴)をしているのですが、この日はカルガモの群れが占領していて、亀は岩場に寄り付けません。
池の水中では黒い鯉が泳ぎ回っています。
つづく→岩場のカルガモ幼鳥5羽を引率して池を泳ぎ去る親鳥(野鳥)
カルガモ幼鳥5(野鳥)@蓮池:岩場+羽繕い |
カルガモ幼鳥5(野鳥)@蓮池:岩場+羽繕い |
カルガモ親鳥♀(野鳥)@蓮池:岸+見張り |
カルガモ親鳥♀(野鳥)@蓮池:岸+見張り |
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