2017/09/01

ソヨゴの雌花で吸蜜するクロマルハナバチ♀



2017年6月中旬

ソヨゴ(=フクラシバ)の雌株の木に白くて小さな花が咲きました。
クロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)のワーカー♀が訪花していました。
周囲をビルで囲まれた街中の街路樹です。
ビル風が吹き荒れて撮りにくいのですが、蜂は花から花へ忙しなく飛び回っています。
ちなみに、「ソヨゴは、風にそよぐと葉が『シャラシャラ』という音を立て、その様子からソヨゴと名がついたとされています。」(庭木のサイトより引用)
クロマルハナバチ♀の後脚の花粉籠は空荷でした。
この木は雌株ですから雌花しか咲いていません。(少し離れたところに雄株も植栽されていました。)
したがって、花粉が無いのは当然です。
蜂は花蜜を目当てに通っているのです。
こんな街中の一体どこに営巣しているのでしょうか?



実はこの常緑の街路樹が冬から気になっていたのに名前が分かりませんでした。
樹種を突き止めるために、開花するまでずっと定点観察に通っていたのです。
ソヨゴの分布の北限は新潟県と宮城県らしいのですが、ここ山形県の雪国(寒冷地)でも街路樹として生育できるのですね。

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ソヨゴの赤い実を採食するツグミ(冬の野鳥)

雌花には雌しべのみで、雄しべがありません。

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