2017年6月上旬・午後18:46(日の入り時刻は18:59)
池畔の桜の樹上でカワセミ♀(Alcedo atthis)を見つけました。
水面に張り出した枝に止まって、甲高い声で繰り返し鳴いていたのです。
魚を探しているのでしょう。
初めは後姿でしたが、横を向いてくれたときに赤い下嘴が見えたので♀と判明。
日没前で薄暗かったのですけど、今までで一番近くからカワセミを撮れて感激しました。
最後は鳴きながら池の方へ飛び去りました。
池に飛び込んではいないと思います。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
鳴き声を声紋解析してみる?
ところで、カワセミが止まり木で首を上下に動かしている動きにも意味があるそうです。
藤田祐樹『ハトはなぜ首を振って歩くのか(岩波科学ライブラリー)』によれば、
カワセミを観察していると、ひょいっと首を上に伸ばして、その後に縮める仕草を見せる。この一連の動作は、いったい何なのだろうか?
実はこれは、光の反射などによって見づらくなっている水中の獲物や天敵を見やすくするための行動である。私たちも、川や池にいる魚を見ようとすると、光の加減で水面が反射してしまい、よく見えないことがある。そんなとき、ちょっと頭の位置を変えてみると、見やすくなることがある。それと同じことを、カワセミは上下に首を振ることで行っているのである。(p101より引用)
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