2017年6月上旬・午後17:57~18:04
夕暮れの住宅地で、道端の花壇に咲いたタツタナデシコをフタモンアシナガバチ♀(Polistes chinensis antennalis)が訪花していました。
初めは正当訪花で吸蜜していたのに、咲いた花の根本(緑色の萼?)にしがみついて口を付けている行動が気になりました。
もちろん巣材集めではありません。
花は大きく開いているのに、わざわざ穿孔盗蜜するでしょうか?
ナデシコに花外蜜腺があるという話は聞いたことがありません。
甘露を出すアブラムシが群がっている様子もありません。
アシナガバチを夢中にさせる媚薬のような化学物質(フェロモン様物質)を分泌しているのでしょうか?
だとしたら蜂がもっと殺到している気がします。
フタモンアシナガバチが花弁の表面を舐め回しているようにも見えるときもありました。
フィールドノートを見返してもこの日に雨が降った記憶が無いので、花に水滴が付いていたのではないと思います。
アシナガバチが盗蜜する例は既に観察しているので、そのこと自体はさほど珍しいとは思いませんでした。
・フタモンアシナガバチ♀がユリズイセンの花で盗蜜!?
・ユリズイセンに訪花するフタモンアシナガバチ♀2つの採餌戦略(正当訪花/盗蜜)
※ あまりにも薄暗い映像に対して、動画編集時に自動色調補正を施しています。
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