2014/07/10

ヤマトゴキブリ♀bの羽化【10倍速映像】



2014年6月上旬・室温26℃→24℃

キッチンで捕獲した4匹目のヤマトゴキブリPeriplaneta japonica)終齢幼虫を隔離して飼育してきました。
ある晩、遂に終齢幼虫が羽化を始めました。
気づいた時には既に羽化の後半でした。
餌として与えた人参の上でほぼ全身が抜け殻から出ていました。
脱皮直後の成虫は真っ白で、複眼だけが黒。
翅はまだ伸びていません。
腹部は取り込んだ空気で膨らませているような印象。

ゴキブリは不完全変態の昆虫なので、蛹の時期はありません。
結局、脱皮の兆候は分からず仕舞いでした。
羽化の時間帯も朝とは限らないようです。

慌てて10倍速の微速度撮影で記録開始。
やがて腹端の尾毛が抜けました。(@0:44)
人参の下に降りると方向転換。
抜け殻に残った白い気管の糸が風になびいています。
新成虫は照明が落ち着かないのか、ときどき徘徊しながらも翅伸展が進みます。
純白の翅が相変わらず美しいですね。
伸び終わっても腹部の半分ぐらいの短い翅なので、♀と判明。
(正直に言うと、長翅♂の羽化をもう一度見たかったなー。)

ようやく体が固まったらしく、新成虫♀bは抜け殻に向き直って近寄ると、口を付け始めました。
背側からはよく見えませんが、どうも羽化殻を食べようとしているようです。(@8:00〜)
初めはかじっても抜け殻がツルツルして噛めないようで、かじれる部分を探しています。
遂には抜け殻の頭部を本格的に食べ始めました。(@9:00〜)
休みながら食べていますが、それと同時に体の色素沈着(黒化)も進行しています。

▼つづく

羽化直後に抜け殻を食すヤマトゴキブリ♀b


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