2026/07/29

ヒヨドリ幼鳥の餌乞いとサシバ♂への警戒声♪(野鳥)

 

2026年6月上旬・午後13:05頃・くもり 

山麓にある池Hで私が長時間、水生生物の観察をしていると、周囲でヒヨドリHypsipetes amaurotis)が鳴き騒いでいました。 
あまりにもうるさいので、気になってきました。 
もしかして、私が無自覚でヒヨドリの営巣木に近づき過ぎてしまい、親鳥が警戒声を発しているのでしょうか? 

周囲を見渡すと、近くのアカマツ幼木の梢に留まっている個体がいました。 
閉じた翼を小刻みに震わせながら、ピーピー♪と甲高く鳴いています。 
これは典型的な餌乞いの行動なので、巣立ったばかりの幼鳥が親鳥に給餌してもらうのを待っているのでしょう。 

しかし、巣外給餌のシーンを見届ける前に、ヒヨドリ幼鳥は飛び去ってしまいました。
止まり木から左へ飛び去るヒヨドリ幼鳥を流し撮りすると、植樹された桜の木の生い茂った枝葉に飛び込んで身を隠しました。 

すぐ後から別個体のヒヨドリが飛んできて、植樹した桜の苗木を雪から守る支柱(雪囲いの一種)の天辺に留まりました。 
頭部の冠羽を逆立てているのは、警戒や興奮の現れでしょうか? 
なんとなく、この個体はさっきの幼鳥の親鳥のような気がします。 
やがて羽繕いを始めました。 
右隣の桜の木からは、ヒヨドリ幼鳥が隠れながらも、チーチー♪と餌乞いの鳴き声を発し続けています。 

支柱の天辺に留まったヒヨドリ親鳥が、別個体の警戒声を聞くと左上の空を見上げ、自らも鋭い警戒声♪を発しました。 
強く鳴きながら、左奥へ飛び去りました。 
このときヒヨドリが強い警戒心を露わにした対象は、もはや私ではなく、猛禽類でした。 
上空を飛来した1羽の猛禽が近くの枯木の梢に留まっていたのです。 
慌てて逃げたヒヨドリが、周囲で鳴き騒いでいます♪ 

※ ヒヨドリの鳴き声(餌乞いと警戒声)が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


強い逆光のため、現場では猛禽のシルエットしか見えませんでしたが、逆光補正すると、頭部が灰色がかっているのでサシバ♂(Butastur indicus)と判明。 
上嘴の根元が黄色でした。 
やがてサシバ♂は止まり木から山側へ飛び去りました。 
滑翔ではなく、羽ばたいて飛んで行きました。 
サシバ♂が飛び立つ瞬間を、1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、翼の下面に特徴的な斑紋がしっかり見えました。(@1:20〜) 

※ 止まり木のサシバ♂を逆光補正しました。 


実はこの地点では以前からサシバの鳴き声をよく聞くので、この山林のどこかで営巣しているはずだと予想しています。


【追記】
シジュウカラが警戒声を発する際には、危険な対象(ヘビや猛禽などの天敵)の種類によって鳴き方を変えていることが明らかになり、かんたんな文法すらあることが分かってきました。
ヒヨドリでも同様に猛禽を指す鳴き声があれば面白いのですが、私の耳には今回のサシバ(猛禽の一種)に対する警戒声がいつもと違う特別な鳴き方だとは思えませんでした。
一例だけでは何とも言えないので、事例の動画を地道にこつこつと撮りためた上で声紋解析しないといけません。
猛禽の剥製や模型を野外に設置したら、ヒヨドリは反応してくれるでしょうか?
農作物を鳥の食害から守る防鳥グッズとして、タカ型の凧が販売されていて、家庭菜園や田畑、果樹園などのあちこちに設置されてます。
それをヒヨドリが初めて見たときの反応が気になります。
どうせすぐに慣れて効果が薄れてしまいそうです。


【追記2】
シジュウカラと違ってヒヨドリは天敵の種類を呼び分ける語彙や精緻な文法などを備えていないかもしれません。
なぜなら、私の個人的な印象では、ヒヨドリが天敵に対するモビングをあまりしないからです。

Perplexity AIに訊いてみました。

Q: ヒヨドリが同種の群れを呼び集めて天敵に対してモビングすることはあるか?

A: はい、**ある程度はあります**。ヒヨドリは普段は単独かつがいで行動することが多いですが、冬期や移動時、餌場では数羽〜多数が集まり、警戒鳴きや追尾行動を伴って天敵に対して集団で威嚇することがあります。 [naro.go](https://www.naro.go.jp/org/nilgs/choju/wildlife/bulbul.pdf)

## どういう形か
モビングの典型は、タカ類やフクロウ類などに対して複数個体が近寄ってつきまとい、鳴きながら追い払う行動です。一般的な解説でも、ヒヨドリは「普段は群れないが、冬に集団行動する」「小鳥のモビングの一員になりうる」とされます。 [hirahaku](https://www.hirahaku.jp/hakubutsukan_archive/seibutsu/00000059/106.html)

## ただし注意点
「同種の群れを呼び集めて」というより、**もともと近くにいる個体が警戒して次々に加わる**、あるいは**餌場やねぐらの集団が一斉に反応する**、という理解のほうが自然です。ヒヨドリに関する一般的な記述では、冬季の一時的な群れや渡りの群れはよくある一方、繁殖期はつがい中心です。 [naro.go](https://www.naro.go.jp/org/nilgs/choju/wildlife/bulbul.pdf)




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2026/07/28

巣口で日光浴中のホンドタヌキ家族が残雪に覆われた林内を歩き回るキジバト?を目ざとく発見【野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年4月上旬・午後15:00頃・晴れ 

ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)3頭の家族が巣口Rで春の日差しを浴びながらのんびり対他毛繕いしていると、右の個体が上半身を起こして警戒しました。 
耳をそばだてながら、画面の奥を凝視しています。 
まだ残雪に覆われた落葉二次林をこちらに向かって歩いて来る2羽の鳥を見つけたのです。 
動画では遠くて鳥の種類をしっかり見分けられませんが、キジバト♀♂(Streptopelia orientalis)ですかね? 

タヌキの視力が意外に良いことを示す映像が撮れた…とは言い切れません。 
必ずしも視覚でキジバトに気づいたとは限らないからです。 
聴覚や嗅覚で獲物の接近を察知したのかもしれません。 

この後、狩猟本能に駆られたタヌキがキジバトに向かって走り出すことはありませんでした。 
どうせ鳥は飛んで逃げてしまうことを学習済みなのでしょう。 
タヌキの幼獣だったら、地上の鳥を面白半分に追いかけたかもしれません。 
そもそもタヌキはイヌ科であってもハンター型の捕食者ではありません。 


ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 


つづく→

セイヨウタンポポの花蜜を吸う春型のキアゲハ♀

 

2025年5月中旬・午後13:00頃・くもり 

農道の道端に咲いたセイヨウタンポポの群落で春型のキアゲハ♀(Papilio machaon hippocrates)が訪花していました。 
共に普通種なのに、意外にもこの組み合わせは初見です。 

翅に傷一つないきれいな状態でした。 
おそらく羽化直後なのでしょう。 
その翅を半開きのまま吸蜜しています。 
腹端の形状から性別は♀と判明。 
一緒に咲いているヒメオドリコソウの花には見向きもしませんでした。

途中からセイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が右隣りの花に飛来して、採餌していました。

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