2026/04/12

二次林でタヌキの越冬用営巣地をうろつく雪国のホンドテン:1月下旬〜2月上旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2025年1月下旬〜2月上旬 

シーン0:1/20・午後13:38・晴れ・気温21℃(@0:00〜) 
シーン0:1/20・午後14:21・晴れ・気温20℃(@0:03〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
平地の落葉した二次林で、ホンドタヌキが越冬する営巣地を自動撮影見張っています。 
かつてここは、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 
林床は新雪に覆われ、巣穴もほとんど雪の下に埋もれています。 

ホンドテンMartes melampus melampus)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:1/24・午前1:53・みぞれ・気温0℃(@0:07〜) 
深夜に冬毛のテンが左から来ました。 
雪面は凍結しているようで、テンが歩いても新しい足跡が残りません。 
テンは尻尾の先を雪面に引きずっていることが分かります。 

巣口Rを見つけて覗き込んだようですが、手前の灌木が邪魔です。 
やがて右奥へと走って引き返しました。 


シーン2:1/24・午前2:33・みぞれ・気温1℃(@0:39〜) 
40分後に、ホンドテンがまたやって来ました。 
その動きに反応した監視カメラが起動し、赤外線LEDで煌々と照らされても、テンはあまり気にしませんでした。 
巣口Rを覗き込んで匂いを嗅いでから、奥の林内へ立ち去りました。 


シーン3:1/24・午前2:33・みぞれ・気温0℃(@1:19〜) 
別アングルに設置した監視カメラでも撮れていました。 
テンがうろつく姿が近くから撮れています。 


シーン4:2/3・午前8:44・気温-5℃(@1:39〜) 
明るい朝なのに、画面全体がぼんやり曇っています。 
レンズに雪や水滴が付着したのか、濃霧が発生しているようです。

尻尾が長くてふさふさの中型哺乳類がセットを左へ横切りました。 
なんとなく、キツネではなくテンのような気がします。 
二次林で落葉灌木の根元の匂いを次々と嗅ぎ回り、おそらく野ネズミを探しているのでしょう。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→

マツバギクの花で吸蜜するチャバネセセリ

 

2024年11月上旬・午後15:20頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたマツバギクの群落でチャバネセセリPelopidas mathias)が訪花していました。 
翅を半開きにして口吻を伸ばし、吸蜜しています。 
カメラに対して完全に横向きなので、なかなか翅表の斑紋を見せてくれません。 
口吻をゼンマイ状にくるくる丸めてから飛び立ちました。 


関連記事(5年前の撮影)▶ マツバギクの花蜜を吸うチャバネセセリ

2026/04/11

★カキノキ大木からニホンザルが下りる方法(2)枝先にぶら下がってから雪面に前足で着地する場合【トレイルカメラ】

 



2025年1月中旬〜下旬 

ニホンザルMacaca fuscata fuscata)がカキノキで木登り、採食した後にどうやって地上に降りるか、という行動を取り上げます。
普通の降り方をしない場合がトレイルカメラに撮れていたのです。

シーン1:1/20・午前9:33・くもり(@0:00〜) 
おそらくカキノキから下りてきた直後と思われる母親♀が、子猿を腹にしがみつかせたまま雪原を歩き去ります。 

しばらくすると、別個体が樹冠部から下の枝に降りてきました。
ここからが本題です。 (@0:34〜) 
下の横枝に身軽に飛び移り、細い枝先に後足でぶら下がってから、雪面に跳び下りました。 
このとき、前足から着地したのが珍しいです(普通ではない)。 
どうやら若い個体のようです。 
ニホンザルがカキノキの枝から雪面に降りる普通の方法については、他の記事にまとめました。(映像公開予定)


その後は、雪原を早足に奥へ遊動して行きます。 
他の多くの個体と違って、柵(畑の支柱?)を次々と乗り越えずに、下をくぐって行きました。 
いちいち独創的な動きをするのは、若い個体に特有なのかもしれません。 
ニホンザルも加齢とともに、保守的な行動になるのでしょう。 


シーン2:1/24・午前10:38・晴れ(@1:12〜) 
快晴で雪原の照り返しが眩しく、おまけに旧機種のトレイルカメラの映像が謎に点滅して見苦しいので、モノクロに加工しました。 

樹上に居た若いニホンザルが、するすると降りてきました。
細い枝先に後足でぶら下がり、雪原の獣道に飛び降りました。 
この個体も、珍しく前足から雪面に着地しました。 
猿が飛び降りた後も、カキノキの枝がしばらく揺れています。 

雪原を奥に歩き去る途中で、畑の支柱(柵?)に座って休みました。 
次の柵に跳び移り、奥へ遊動して行きます。 
元気があり余った若い個体のようです。 
雪原に連続する障害物(畑の支柱? 柵?)を突破する方法がシーン1とは違っていたので、別個体ではないかと想像しています。 
(柵に対して体高が違うのかもしれません。)
実は、猿たちが向かった行き先には、別のカキノキ大木があります。


※ 動画編集時に自動色調補正やモノクロ加工を施しています。 


【考察】
地面に雪が積もってクッション(緩衝材)になっているので、多少無茶しても着地の衝撃が和らいでいるのかもしれません。
高所から飛び降りて着地の際に足首や手首を捻挫したり骨折したりしたら、野生のニホンザルにとって大事おおごとになります。
体重の軽い幼獣の時期は頭から先に飛び降りて前足で着地しても平気なようですが、体重の重い成獣になると足から先に飛び降りて、後足で慎重に着地するようになります。
後脚の方が筋力があるので、着地の衝撃を吸収できるのでしょう。

ChatGPTに色々と相談してみました。


つづく→

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