2020/08/22

ネギ坊主を訪花するハナバチ類(ニホンミツバチ、セイヨウミツバチミツバチ、ツヤハナバチなど)



2020年5月下旬・午後14:35頃

川沿いの小規模な家庭菜園で長ネギの一部が育ち過ぎて葱坊主(ネギ坊主)になっていました。
セイヨウミツバチ♀の訪花シーンを撮っていたら、ニホンミツバチApis cerana japonica)のワーカー♀もネギ坊主に飛来して吸蜜を始めました。(@0:57〜)

ネギの花蜜だけを集めた蜂蜜は一体どんな風味がするのか、興味があります。
(そんな特殊な蜂蜜は売られていないでしょう…。)

セイヨウミツバチ♀とツヤハナバチの仲間※の♀のニアミスシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
※ おそらくヤマトツヤハナバチ♀(Ceratina japonica)で、後脚のスコパに花粉団子をまとめて運んでいます。
更に別種のコハナバチの仲間♀っぽい蜂も一瞬登場します。

本ブログのスタイルからすると、ハナバチの種類ごとに動画を切り分けて紹介したいところですが、今回はどうしても無理だったので、まとめて紹介します。
もっと粘ってしっかり動画を撮りたかったのに、カメラのバッテリー切れで涙を飲みました。
ネギ畑での個体数は、ニホンミツバチ<<セイヨウミツバチでした。


▼関連記事(同日に撮影)
ネギの花蜜を吸うセイヨウミツバチ♀


店舗外壁に開いた巣穴を物色するスズメ親鳥(野鳥)



2020年5月下旬・午後16:20頃

繁華街の大通りに面した某店舗の白っぽいトタン外壁に破れ目があります。
その穴にスズメが出入りしているのを数年前からときどき見かけて、気になっていました。
この日たまたま通りかかると、1羽のスズメPasser montanus)成鳥が穴の縁に足を掛けて、キツツキのように垂直の外壁に止まっていました。
巣材となるイネ科枯草の長い茎が穴の外に1本突き出しています。

巣口に親鳥が居るのに雛が餌乞いする鳴き声が巣内から全く聞こえないので、雛が巣立った後なのでしょうか。
おそらくスズメの親鳥が今季2回目の繁殖のため、新しい営巣地を探索中(中古の物件を内検)かな?と想像しました。
嘴の動きは鳴いているように見えますが、横の大通りを走る車の騒音でかき消されてしまいます。
私にはスズメの性別を見分けられませんけど、♂が配偶者♀を呼び寄せているのかもしれません。


▼関連記事(1年前の撮影)
二回目の繁殖のため巣穴を物色するムクドリ【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)

しばらくすると、意外にもスズメは穴の中には入らずに飛び去ってしまいました。
飛び去る瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

別の解釈としては、カメラを構えた私が巣口をじっと見上げていたので、巣材を搬入中の親鳥が警戒し、入巣を諦めた(延期した)のかもしれません。
巣の位置をヒトに知られたくないのは、どの野鳥でも同じです。
それでもスズメは卵や雛を天敵のカラスに襲われないように、わざわざ人通りの多い場所に好んで営巣します。
(ヒトに巣を守ってもらいたい。)
親鳥を警戒させないように、大通りを挟んで反対側から望遠で撮りたいところですが、歩道に並ぶ街路樹の枝葉で巣口の穴が目隠しされてしまいます。

▼関連記事(同日に撮影)
巣材の枯草を集め軒下の穴に搬入するスズメ(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】




2020/08/21

ノイバラの葉上で身繕いするキスジトラカミキリ



2020年6月上旬・午前11:10頃・晴れ

平地の農道沿いに咲いたノイバラの群落で初見のカミキリムシが葉上で身繕いしていました。
左の中脚と後脚を擦り合わせています。

マクロモードのカメラをそっと近づけても逃げません。
風揺れに耐えかねた私がノイバラの棘だらけの茎を左手で掴みながら動画を撮ろうとしたら、異変(殺気)を感じたキスジトラカミキリは急に花から落下して、どこに行ったか見失ってしまいました。
身の危険を感じて、擬死落下で緊急避難したのかもしれません。

いかにも蜂にベイツ型擬態したカミキリムシで、モデルは例えばコアシナガバチPolistes snelleni)ではないでしょうか。
図鑑で名前を調べてみると、キスジトラカミキリCyrtoclytus caproides caproides)と判明。

ちなみに本種の正式な学名はCyrtoclytus caproides caproides (Bates, 1873)で、最後の括弧内は命名者および命名年を表します。
ベイツ型擬態で有名なHenry Walter Bates(1825年〜1892年)が直々に発見して命名したのですかね?
だとしたら、胸熱です。
1873年はベイツが油の乗った活動時期に当たります。

ところで、この個体の性別は♀♂どちらでしょう?
触角の長さで♂>♀のはずですが、森林総合研究所の「日本産カミキリムシ画像データベース」サイトに登録された標本写真を見比べると、どうも本種は触角の長さに性差は小さいようです。




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