2026/07/27

尾根道でウリハダカエデの枝葉に眼下腺でマーキングするニホンカモシカ(両角欠け)

 

2025年6月中旬・午前9:50頃・晴れ 

私が里山の尾根道を縦走していると、前方にニホンカモシカ(Capricornis crispus)が現れました。
初めは私の存在に気づいていないようです。
道端に自生するウリハダカエデ灌木の目線の高さの葉の匂いを嗅いでから、眼下腺を擦りつけてマーキング(匂い付け)しました。 

このカモシカ個体は左右の角の先端が欠けているという、きわめて分かりやすい特徴があり、何度か山中で遭遇したことがあります。 

関連記事(1年前の撮影)▶  


カモシカは私の汗の匂いで気づいたのか、正面から直視しました。 
舌舐めずりしてから再びウリハダカエデに眼下腺を擦りつけ、私に対してやんわりと縄張りを主張しました。 

カモシカは尾根道を外れると、藪の生い茂った斜面をガサガサと音を立てながら下って行きます。 
山道で私とニアミスしても、鼻息を荒げる威嚇を全くしませんでした。 
おそらくカモシカ側も私のことを人畜無害の奴だと認識(個体識別)してくれているのでしょう。 


※ 画面の左側が一部ぼやけているのは、あまりにも暑くて登山中に汗だくになり、汗の滴がうっかりレンズに付いてしまったからです。

春の池で息継ぎのために浮上・潜水を繰り返すアカハライモリ

 

2026年5月中旬・午前10:40頃・晴れ 

沢の水が貯まった山麓の池Hでアカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)が暮らしています。 
両生類のイモリは、幼生の時期にはエラで呼吸しますが、変態を経て成体になると、肺呼吸(+皮膚呼吸)になります。 
普段は水底で活動しているアカハライモリ成体は、尾を左右にくねらせながら泳いで浮上すると、水面で呼吸します。 
このとき口から小さな泡が水面にプクッと形成されます。 
イモリは捕食者を恐れているのか、水面には決して留まらずに素早く潜水して池の底に戻ります。 

この時期はアカハライモリの繁殖期で、求愛行動が繰り広げられていました。(映像公開予定) 
シーン1の個体は、尾が紫色の婚姻色になっているので、♂です。
シーン2は、息継ぎのために浮上する♀の後を♂が追いかけています。 
♀が水面で素早く呼吸して潜水すると、♂自身は息継ぎしないで♀を追いかけます。 


何度も失敗したものの、アカハライモリの息継ぎおよび水中の上下動をようやく動画に撮れました! 
池から目を離さず愚直に長撮りし、編集でカットするのが一番手っ取り早いようです。 

イモリは肺と皮膚の両方で呼吸しています。水温が高いときには皮膚呼吸だけでは足りないので、空気を吸うために水面まで上がってきます。(『はっけん! イモリ 日本のいきものビジュアルガイド 』p79より引用)

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2026/07/26

二次林内の巣口で晴れた午後にのんびり日光浴・毛繕い・昼寝するホンドタヌキの家族群:4月上旬【トレイルカメラ】

 



2025年4月上旬・午後12:55頃〜午後17:40・晴れ

雪国の落葉二次林でホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)3頭の家族群が使っている巣穴Rを自動撮影カメラで見張っています。 
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。 

この日も昼過ぎに家族が連れ立ってやって来ました。 
1頭が巣穴Rの内部を調べたものの、内部環境が気に入らなかったようで(雪解け水が浸水?)、その後は日没までひたすら巣外で過ごしました。 
林床は依然として残雪で覆われていますが、巣口周辺だけは雪解けが早く、地面が露出しています。 
タヌキはその乾いた地面に集まって日光浴しながら毛繕いをしたり、うたた寝したりしています。 

両親♀♂とその娘(両目の輝板を失明したヘルパー♀h)が家族水入らずで春の晴れた日の午後を穏やかに過ごしています。 
発情期にはギクシャクしていた親子関係も、元に戻ったようです。 


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