2025/12/19

怪我して飛べないドバトが裏庭で静養(野鳥)

 

2024年9月中旬・午前10:40頃および午後15:40頃・晴れ 

郊外の民家(廃屋?)の裏庭で1羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が座り込んでいました。 
胸の羽毛が赤紫で、珍しい(あまり見かけない)個体です。 
すぐ横の公道を車や人が往来しても、近くで工事車両の騒音♪がしても、私が近くに突っ立って見下ろしても、ドバトは平気で座っています。 

私にはハトの性別を見分けられませんが、まさか抱卵している♀なのでしょうか? 
いくら人馴れしたドバトでも、こんな目立つ場所に営巣するとは思えません。 
なんとか横から撮りたくて、公道からハトを撮りながら少しずれてみました。 
もう少し強引に近づいてハトが立ち上がるかどうか試したかったのですが、他人の敷地に勝手に入る訳には行きません。

関連記事(5年前の撮影)▶ 路上に座り込んで動かないドバト(野鳥) 


用事を済ませて5時間後に現場に戻ってみると、同一個体と思われるドバトがまだ同じ裏庭に居たので驚きました。 
工事車両の騒音はなくなり、静かになっていました。 
午前中にドバトが座り込んでいた地面には巣も卵もありませんでした。 
したがって、抱卵行動ではなかったことになります。 

再会した問題のドバトは、庭に生えた雑草の茂みに潜り込んで、せっせと草の種子を啄んでいます。 
私から隠れるように、植木鉢の陰に隠れながら採食を続けています。 
雑草の蔓延る小さな裏庭には、ツユクサ、アメリカセンダングサ、エノコログサなどが生えているので、それらの種子を食べているようです。 



動画を撮りながら私が横に少しずれたら、食事中のハトがひょいと頭を上げて警戒しました。 
しかし、飛んで逃げようとしません。 
右の翼が折れているのか、畳んでいるはずの翼が不自然に曲がっています。 
おそらくチゴハヤブサなどの猛禽に襲われて逃げる途中で翼を負傷し、飛べなくなった個体なのだろうと、ようやく状況が飲み込めました。 
住宅地を飛んでいる間に窓ガラスに激突して翼が折れた可能性も考えられます。
歩行や摂食行動は正常でした。 

飛べなくなったハトを保護したり給餌したりすべきでしょうか? 
この裏庭には雨水が溜まった水盤が放置してあるので、ハトの飲み水には困らないでしょう。 
餌や隠れ場所もあるので、天敵のネコやカラスに見つからない限りは、しばらく静養できそうです。 
私は基本的に野生動物や野鳥の生老病死に介入しない主義なのですが、翌日に念のためハトの餌を持って現場入りすると、ハトは居なくなっていました。

ドバトを獲物として狩る捕食者(例えばチゴハヤブサ)やスカベンジャーも飢えないように必死なので、特定のドバトだけを可愛そうだからと依怙贔屓すれば、生態系に歪みが生じてしまいます。
たとえドバトが命を落としても、他の生き物の餌となり、命の連鎖が続いていきます。

関連記事(5年前の撮影)▶ 




2025/12/18

夜の水場に来てカメラの三脚にぶつかるニホンイノシシの家族群【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年9月下旬 

シーン0:9/17・午後13:02・晴れ・気温34℃(@0:00〜) 
山中に少し開けた湿地帯があり、その水溜りSに来る野生動物を自動撮影カメラで見張っています。 
ニホンイノシシ(Sus scrofa leucomystax)が群れで登場したシーンを以下にまとめました。 


シーン1:9/25・午後18:56・気温17℃(@0:02〜) 
これは前回紹介した動画の抜粋です。 
左からイノシシ成獣が単独で現れ、水溜りSの対岸を右に立ち去りました。 
水を飲んだり泥を浴びたりしなかったのは、監視カメラに気づいて警戒したからかな? 

シーン2:9/25・午後19:38・気温18℃(@0:02〜) 
約40分後に、画面の左からイノシシの母子が縦列でやって来ました。 
乳房の発達した母親♀が先行し、3頭の幼獣が後から付いて来ます。
乳房の有無を見比べるだけでも、シーン1で登場したイノシシ成獣とは別個体であることが分かります。 

母子ともに水溜りSの水面に口を付けて水を飲みました。 
母親♀が先頭になってカメラの方に向かって来ます。 

♀の背中の毛皮に多数付着しているのは、泥が乾いた土の粒かもしれませんが、どうやらひっつき虫のようです。
もちろん虫ではなくて、付着型動物散布される植物の種子です。 
幼獣の毛皮にはあまり付着していないのが興味深いです。 
イノシシの成長および換毛に伴い、ひっつき虫が付着しやすい毛質に変化するのかもしれません。 
(※ マダニがイノシシに体外寄生している可能性もありそうですが、モノクロの暗視映像では、しっかり見分けられません。)
幼獣2頭の毛皮に瓜模様はありませんでした。 
つまり、ウリ坊と呼ばれる時期よりも成長しています。 

母親♀が監視カメラの存在に気づくと、ちょっと怯えた様子で右に立ち去りました。 
小声の低音でブーブー鳴く声が聞こえます。 
幼獣たちも母親♀の後を次々とついて行きますが、体高が低いのでカメラにはしっかり映りません。

しばらくしてから、画面の左端に立っているホオノキの左からイノシシ成獣が顔を出しました。(@1:50〜) 
さっきの母親♀がぐるっと回って戻ってきたのでしょうか?
耳などに付着したひっつき虫?の数が明らかに少ないので、別個体の成獣と分かりました。 

シーン3:9/25・午後19:40(@2:05〜) 
約50秒後に、監視カメラが再び起動すると、 水溜りSの対岸を右から左へ横切るイノシシ成獣が写っていました。 
ちょっと立ち止まってカメラを気にしてから、左に立ち去りました。 

次に右から別個体の成獣♀が登場し、水溜りをジャブジャブ歩いて左に渡りました。 
腹面に乳首が見えるので母親♀と分かります。 
その後から幼獣4頭が左に通過したようですが、体高が低い幼獣はカメラに写りにくいです。 

幼獣の一頭が途中で、トレイルカメラの三脚にうっかりつまづいたようです。 
ユキツバキ群落の中に隠すように三脚を立ててトレイルカメラを固定し、水溜りSを監視しているのです。 
怒ったイノシシが三脚に何度も頭突きをしている(八つ当たり?)ような衝撃音が聞こえます。 (←擬人化した解釈)
鼻面で林床を掘り起こしながら餌を探し歩いているときに、暗闇で三脚とぶつかっただけかもしれません。 
幸い、三脚が壊れることはありませんでした。 

シーン4:9/27・午後22:31・気温20℃(@2:57〜) 
2日後の晩には単独行動のイノシシが写っていました。 
左の手前から来て泥水溜りSへ向かいます。 
通りすがりにホオノキの幹で体を擦り付けたのか、空中に短い抜け毛が大量に舞っています。 
毛皮には乾いた泥がべっとり付着しています。 

イノシシは水溜りSの水面に口を付けて泥水を飲んだものの、今回も泥浴び(ヌタ打ち)をしませんでした。 
後ろ姿の股間に睾丸は見えず、牙が短いので♀成獣だと思います。 
対岸に渡ると右へ立ち去りましたが、右上奥にあるもう一つの水溜りNには立ち寄らなかったようです。 


※ イノシシの鳴き声などが聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】
ニホンイノシシは母子の家族群が基本ですが、それでは説明できないような、もう少し大きな群れを(一時的に?)形成して活動しているようです。
イノシシをしっかり個体識別できるようになれば、面白くなりそうです。
ニホンイノシシは母系社会なのでしょうか?
Perplexity AIの回答がこちら。

ニホンイノシシは母系社会の要素を持つが、厳密には単独型の社会構造です。雌は子豚とともに家族単位で行動し、時に血縁の母親同士が集まるため母系的なグループが見られますが、成獣雄は単独生活が基本です。maff+1​

社会構造の特徴

雌親とその子豚が中心となり、母系グループを形成しますが、雄の子は1~2歳で離脱して単独行動に移行します。choujuhigai​
交尾期以外は雄雌の接触が少なく、群れは主に雌と幼体の家族単位に限られます。inohoi​

母系要素の限界

母系グループは一時的で、成獣雌も単独生活する個体が多く、安定した大規模群れは形成しません。maff​
遺伝的に地域固有のグループが存在しますが、社会的結束は弱く、基本的には単独型です。naro​


つづく→

ヒャクニチソウ(オレンジ)の花蜜を吸い飛び回るツマグロヒョウモン♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年9月下旬・午後15:15頃・くもり 

住宅地の道端の花壇に咲いたヒャクニチソウ(百日草)の小群落にツマグロヒョウモン♂(Argyreus hyperbius)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
園芸植物にはとんと疎いのですが、花弁がオレンジ色をしたヒャクニチソウの品種の中でも、 ‘Profusion Orange’のようです。 
(Z. elegans と Z. angustifolia の種間交配に由来する園芸品種らしい。)

ツマグロヒョウモン♂は開いた翅を軽く開閉しながら口吻を伸ばして吸蜜しています。 
この個体は、左後翅の前縁角から前縁にかけて破損していました。 
左右非対称の破損なので、鳥に襲われた典型的なビークマークではありません。 
おそらく茂みに翅を引っ掛けて破れてしまったのでしょう。 

実はこの花壇には様々な花色のヒャクニチソウの品種がパッチ状に並んで咲いていました。 
しかしツマグロヒョウモン♂には好みの花色があるようで、花弁がオレンジ色の品種 ‘Profusion Orange’ を好んで訪花していました。 
両隣に咲いた、薄い桃色や黄色(八重咲き)の品種には見向きもしませんでした。 

花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:55〜) 
正面を向いて吸蜜していたツマグロヒョウモン♂が慌てて飛び去りました。 
自発的に飛んだのではなく、私が物を投げつけて強引に飛びたたせたように見えますが、もはや覚えていません。 (野帳に記録しておくべきでした。)

その後で2頭のツマグロヒョウモンがニアミスして空中戦(求愛飛翔?)になったのですが、しかも2回あったのに2回とも撮り損ねてしまいました。 
最後は蜜源植物のヒャクニチソウ花壇から少し離れ、道端のコンクリート土留めに並んで留まりました。

記事を書く際の細々とした疑問を調べるために、ChatGPTのお世話になりました。

ランダムに記事を読む