2025/11/14

取っ組み合いや追いかけっこをして遊ぶニホンアナグマの母子【トレイルカメラ】

 



2024年8月下旬 

シーン1:8/23・午前11:40・晴れ・気温33℃(@0:00〜) 
昼前に二次林の営巣地(セット)で2頭のニホンアナグマMeles anakuma)が取っ組み合いをして遊んでいます。 
その2頭とは、毛皮が焦げ茶色の母親♀とクリーム色の当歳仔の幼獣でした。 
離乳してだいぶ経つので、母親♀の乳房は小さくなり、見えにくくなっています。 

楽しそうな騒ぎを聞きつけて、別個体の幼獣bが巣穴Lから外に出てきました。 
格闘遊びの流れで幼獣aは巣穴Rに潜り込みました。 
幼獣bも母親♀を遊びに誘い、一緒に左へ走り去りました。 


シーン2:8/23・午前11:40・晴れ・気温32℃(@1:00〜) 
別アングルの監視カメラでも撮れていました。 
一緒に遊んでいた幼獣が巣穴Lに籠城したので、母親♀が巣口Rに戻ると、別個体の幼獣が突っかかってきました。 
独り取り残された幼獣は、つまらなそうに巣口Lを前脚の爪で引っ掻いています。


シーン3:8/23・午前11:41・晴れ・気温34℃(@2:00〜) 
母親♀に幼獣がはしゃいで飛びかかりました。 
これは遊びに誘うための挑発です。 
誘いに乗って母親♀が右に駆け出すと、幼獣が追いかけ、今度は追いかけっこ遊びが勃発しました。 

別個体の幼獣が巣穴Lから顔を出しましたが、塹壕のように奥に引っ込みました。 

しばらくすると、母子がくんずほぐれつの格闘遊びを繰り広げながらセットに戻ってきました。 
走り回ってから、株立ちミズキを挟んで母子が対峙。 
木登り遊びにもなっています。


シーン4:8/23・午前11:42・晴れ(@3:00〜) 
母子のレスリングごっこが未だ続いています。 
途中で短い鳴き声が聞こえました。 

別個体の幼獣が参戦したそうに巣穴Lから外にノコノコ出てきました。 
合流して三つ巴の格闘遊びが始まるかと思いきや、巣穴Lから来た幼獣はおとなしく巣穴Rに入ってしまいました。 
最後にまた巣穴Rから外に出てきたところで、録画が終わりました。


 【考察】 
アナグマはとても子煩悩で、母親♀が子供と一緒によく遊んでやります。 
前回、母子で格闘遊びをしたのは夜でしたが、今回は明るい昼間に開催されました。 



ところで、このアナグマ家族には幼獣がもう1頭いるはずなのに、一体どこに居るのでしょう? 
幼獣は2頭しか姿が見えず、1頭が行方不明です。 
無事だとよいのですけど、巣穴の奥で寝ているのかな? 
これから幼獣は1匹ずつ子別れ・独立するのでしょうか。


※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


木造の屋根裏に引っ越してきたモンスズメバチのコロニー(夏に二次巣を形成)

 

2024年8月上旬・午後13:40頃・晴れ 

山麓にある某山寺の古い木造建築の屋根裏にスズメバチが営巣することがあるので、ときどき様子を見に行っています。 

関連記事(8、10年前の撮影)▶  


この日も下山したついでに念のため確認しに来たら、モンスズメバチVespa crabro flavofasciata)が営巣を始めていました! 
年季の入った破風板はふいたに穴が開いていて、そこに多数の蜂が出入りしています。 
触角の長さを見ると、雄蜂♂ではなくて、ワーカー♀のようです。

スズメバチ類は古巣をそのまま再利用することはありませんが、ここでは数年おきに同じ場所に営巣しているのが興味深いです。 
よほどスズメバチの営巣に適した場所なのでしょう。 
数日前に来たときにはスズメバチの巣は無かったので、創設女王が春から営巣しているのではなくて、どこか別の場所にあった初期巣からモンスズメバチのコロニーが女王蜂と一緒に引っ越してきた二次巣と思われます。 
アリと違ってスズメバチの創設女王は、産卵に専念するコロニー拡張期になっても翅を捨てないので、いつでも飛んで新天地に引っ越しすることが出来るのです。
巣の引っ越し(nest relocation) 
モンスズメバチとキイロスズメバチにおいて越冬後の女王蜂によって狭い空間に巣が創設された場合、巣の発達に応じて広い場所に新たな巣を造り移動すること。最初の巣を母巣(primary nest)、後の巣を移動巣(第二次巣:secondary nest)という。 (小野正人『スズメバチの科学』p171より用語の解説を引用)

破風板の裏側がどうなっているのか、横から覗いてみても、巣は見えませんでした。 
私は防護服を持っていないので、下手に近づけません。 
数匹のモンスズメバチが空中を飛び回っています。 

巣口の横の破風板に留まり、ときどき翅を震わせている個体は、警戒しているのでしょう。 
扇風行動のように、持続的に羽ばたいてはいません。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 



【考察】
8、10年前に同所で営巣したチャイロスズメバチは社会寄生性であり、キイロスズメバチやモンスズメバチの巣を女王が乗っ取ることが知られています。
したがって、当時も元々はモンスズメバチ(またはキイロスズメバチ)の巣があったことが予想されます。


2025/11/13

ニホンイノシシ♀と幼獣5頭の家族群が鳴きながら夏の山林を移動【トレイルカメラ】

 



2024年8月下旬 

シーン0:8/23・午後12:45・くもり(@0:00〜) 
里山の混交林でニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2を無人センサーカメラで見張っています。 
画面の左下から右上へと山の斜面を登る途中で、平坦になった区間に溜め糞場sr2があります。 

新たな試みとして、最近ミズナラの幹に岩塩プレートを設置してみました。 
野生動物が舐めに来る塩場になるでしょうか? 


シーン1:8/28・午後16:56(@0:03〜) 
夕方にニホンイノシシ♀(Sus scrofa leucomystax)がミズナラの木の下に来ていました。 
岩塩から垂れた塩水で濡れている根元の匂いを嗅いで警戒したのか、左に迂回しながら奥の茂みへと向かいました。 
このとき重低音でブー♪と鳴きました。 
その後もブーと鳴く声♪がときどき聞こえます。 

母親♀の後からウリ坊(縦縞模様の幼獣)が5頭ついて歩きます。 
迂回した母親♀とは違って、後続のイノシシ幼獣の多くはショートカットしてカモシカの溜め糞場sr2を横切りました。 

イノシシの目線より上にある岩塩プレートの存在には誰も気づかなかったようです。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ イノシシの鳴き声が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】
重低音のブーブーという鳴き声は、おそらく母親♀が発しているコンタクトコールと思われます。
後続の幼獣たちが迷子にならないように、自分の位置を知らせているのでしょう。
擬人化(翻訳)すると、「ここにいるよ、ついておいで」と呼びかけているのでしょう。
まだ幼いウリ坊の鳴き声は、もう少し高音になりそうです。
つまり、イノシシの母子が「鳴き交わしている」と表現すると正しくないでしょう。

この点について、ChatGPTとブレインストーミングしました。


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