2025/06/30

田植え前の水入れした田んぼで虫やミミズを捕食するハクセキレイ♀(野鳥)

 

2024年5月下旬・午前9:50頃・晴れ 

田植えの前に水を入れ始めたばかりの水田にハクセキレイ♀(Motacilla alba lugens)が来ていました。 
水田の中央部ではなく、雑草の生い茂る農道に近い端で採餌しています。 
巨大な水溜り(氾濫原)と化した浅い水田の中を歩き回り、ときどき水面を嘴でつついています。 

水面を逃げる水生昆虫を走って追いかけて捕食しているようです。 
溺れている細長いミミズを摘み上げて次々と捕食しました。 
食べる前にミミズを咥えて水面に何度も叩きつけているのは、水洗いして泥汚れを落としているのでしょうか。 
獲物を持ち帰って雛や幼鳥に給餌するのではなく、その場ですべて食べました。 

ハクセキレイ♀はときどき飛び上がって、田んぼの上空を低く飛んでいる昆虫を空中でフライングキャッチすることもあったのですが、そのシーンは撮れていません。 


関連記事(3、5、6年前の撮影)▶  

2025/06/29

カモシカの溜め糞場を素通りする夏毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2024年6月上旬 

シーン0:6/6・午前4:47・晴れ・気温13℃(@0:00〜) 
明るい早朝にたまたま撮れた現場の様子です。 
里山でニホンカモシカ♀♂(Capricornis crispus)が通う溜め糞場sr2を自動センサーカメラで見張っています。 
雑木とスギの混交林で、基本的には画面の左から右に向かって上り坂になっていますが、溜め糞場の付近はほぼ平坦になっています。 


シーン1:6/6・午後19:23・気温17℃(@0:04〜) 
晩に獣道を左から右へ夏毛のニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)がピョンピョン跳んで横切りました。 
スギ・ミズナラ立木の根元で立ち止まり、スギ落枝の匂いを嗅いでから、軽快に跳んで通り過ぎました。 
カモシカのカモシカの溜め糞には全く興味を示しません。 


モリアオガエルの泡巣に集まり食卵するヤマトシリアゲ春型♀♂

 

2024年6月上旬・午後14:10頃・晴れ 

山中にあるモリアオガエル♀♂(Rhacophorus arboreus)の繁殖池で、岸辺のマユミの枝葉にいくつも産み付けられた泡巣を調べていると、その一つに春型のヤマトシリアゲ♀♂(Panorpa japonica)が何匹も集まっていました。 
腹端の形状に注目すると、ヤマトシリアゲは♀♂両方来ていることが分かります。 
モリアオガエルの泡巣の表面はすでに乾いていて、ヤマトシリアゲが自由に歩き回ることが出来ます。 

ヤマトシリアゲは細長い口吻を泡巣に突き刺しているので、一見すると吸汁しているようです。 
しかしシリアゲムシ成虫の口器は咀嚼のための構造ですから、単に水分摂取しているのではなくて、泡巣の内部に産み付けられたモリアオガエルの受精卵を捕食しているのでしょう。(食卵) 
カエルの卵は捕食者に対して無防備です。 
モリアオガエルは水中の捕食者を避けるために樹上に泡巣を作ってそこに産卵するように進化したのに、樹上にはまた別の捕食者が進化してきたのです。 

モリアオガエルの卵を食べるシリアゲムシ」と題したH72031610さんの動画を2012年に視聴して以来、私も自分の目で観察したいと思い、ずっと探し続けていたので、ようやく念願が叶いました。 




ヤマトシリアゲ♂の反り返った腹部の先端にはハサミ状の把握器があり、開いた状態でした。 





泡巣の右端には、腹端が先細りに尖っているヤマトシリアゲ♀が来ていました。 
側面から見ると、♀は細長い口器を泡巣に突き刺して咀嚼しています。 
泡巣の表面で翅紋を誇示しているヤマトシリアゲの個体(ディスプレイ行動)や、交尾している♀♂ペアもいました。

ヤマトシリアゲの中には、体表に赤いタカラダニ科の幼虫(種名不詳)が付着した個体がいました。 
タカラダニの幼虫はただの便乗(ヒッチハイカー)ではなく、宿主から体液を吸う吸血性の体外寄生虫なのだそうです。 
タカラダニに宿主特異性はなく、広範な宿主範囲を持つ広食性(generalist)の寄生者らしい。 

近くの木の葉にはキンバエが留まって身繕いしてから飛び去りました。 
周囲でモリアオガエルの鳴く声が聞こえます。 
産卵した後のモリアオガエル♀♂は、泡巣の卵を捕食者から守ったりしないのでしょうか?
泡巣の近くに居座って、集まってくるハエ類やシリアゲムシを次々と捕食すれば一石二鳥だと思うのですが。


この記事を書くために、Perplexity AIとのブレインストーミングが役立ちました。 



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