2025/05/31

カモシカの溜め糞場を素通りするハクビシン:その2【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年5月下旬・午前0:22・気温8℃ 

里山の雑木林(スギとの混交林)にあるニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2を深夜に横切る ハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)の後ろ姿がトレイルカメラに写っていました。 
前回とは逆に、手前から奥に向かって獣道を歩いています。
今回もカモシカの溜め糞には興味を示さずに素通りしたようです。


水場付近の湿地でミミズを次々と狩って巣に運ぶクロツグミ♀♂【野鳥:トレイルカメラ】


2024年5月下旬〜6月上旬 

シーン0:5/24・午後12:40・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
山中の林内にある水場を自動撮影カメラで見張っています。 
泥水が溜まった浅い水溜りで、黒いオタマジャクシ(アズマヒキガエルの幼生?)の群れが泳いでいます。 

クロツグミ♀♂(Turdus cardis)が獲物を狩りに来るシーンをまとめました。


シーン1:5/26・午前5:27(@0:04〜)日の出時刻は午前4:18。 
まだ薄暗い早朝にクロツグミの♀♂つがいが現れました。 
嘴に細長い獲物を多数咥えたまま、湿地帯の泥濘を歩き回っています。 
水溜りでオタマジャクシを狩ったのかと思ったのですが、ミミズかもしれません。 
その場では捕食しないで持ち去ったので、近くの巣で待つ雛鳥に給餌するのでしょう。 

手前に来た地味な個体が♀で、奥の草むら(湿地帯)では真っ黒な♂が餌を探し歩いていました。 


 シーン2:6/1・午前4:31(@0:30〜)日の出時刻は午前4:15。 
嘴以外は真っ黒な鳥が日の出直後の水場に来ていました。 
泥濘でニョロニョロと暴れる2匹のミミズを交互につついています。 
クロツグミ♂は両方の獲物を嘴に咥えると、ぴょんぴょんとホッピングして右に移動します。 


シーン3:6/1・午前4:33(@1:12〜) 
手前に居た黒いクロツグミ♂が、いつの間にか水溜りの対岸まで移動していました。 
水際の泥濘からミミズ?を掘り出して捕らえています。 
細長い獲物を嘴に咥えてぶら下げたまま、ホッピングで右上奥の湿地帯に移動すると、次の獲物を探しています。 
奥にもう一つある別の水溜まりへ近づいたところで、1分間の録画時間が打ち切られました。 


クロツグミ♀♂がミミズを捕食するシーンを1.5倍に拡大した上でリプレイ(@1:49〜)。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
この水場におけるクロツグミの採餌(捕食)活動は、薄明薄暮性のようです。
「早起きは三文の得」(英語では“Early bird catches a worm.”)という諺の通りでした。 
しかし調べてみると、クロツグミの活動は昼行性らしい。
今回トレイルカメラに薄明薄暮の時間帯だけ写ったのは、その時間帯にミミズなどの活動が高まり捕食者が見つけやすくなるという獲物側の都合かもしれません。

薄暗い薄明薄暮に撮った映像で、しかも真っ黒な泥にまみれている状態なので、獲物の正体がよく分かりません。
ミミズにしては短い気がしたのですが、ヒル(ヤマビル)の可能性はあるでしょうか?
私はフィールドでヒルを見たことがないのですが、尺取り虫のように動くそうです。
ChatGPTに相談してみると、ヒルよりむしろ若いミミズの可能性が高いだろうという見解でした。
2匹のミミズに見えたのは、もしかすると鳥に引き千切られて、それぞれが独立に動いていたのかもしれません。

水野仲彦『野鳥のくらし:卵から巣立ちまで』という名著でクロツグミの営巣習性について調べると、
 クロツグミは雛にミミズを運んで来ることが多い。それも、太い数匹をくちばしの両側に垂れ下げて巣に飛来する。なかにはまだニョロ、ニョロと動いているものさえある。雛はそれをおいしそうに呑みこむ。(中略)暗い林の中で、カサカサ落ち葉をかき分けてミミズ掘りをしているクロツグミを、昔はよく見かけたものだった。ツグミの仲間にはミミズの好きなものが多い。(p120より引用)

山林の湿地帯にミミズが多いのなら、アナグマも捕食に来るのではないか? と期待してしまいます。




【アフィリエイト】

2025/05/30

林道でウリハダカエデとコシアブラ幼木の枝葉に眼下腺マーキングするニホンカモシカ【トレイルカメラ】

 



2024年5月下旬〜6月上旬 

シーン0:5/24・午後12:03・くもり(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
里山の林道でホンドタヌキ♀♂が残した溜め糞場ltrを自動撮影カメラで見張っています。 
スギの落葉が敷き詰められた林道を挟んで、画面の手前(カメラの背後)がスギの植林地、画面の奥が雑木林になっています。 
基本的に画面の右から左に向かって登る山道なのですが、溜め糞場ltrのある区間は平坦な地形になっています。 

ニホンカモシカCapricornis crispus)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:5/27・午前5:23・くもり(@0:00〜) 
林道の反対側に自生する灌木の枝葉にカモシカが顔を擦り付けていました。 
眼下腺からの分泌液で縄張り宣言のマーキングをしているのです。(匂い付け) 
カモシカが林道を右に立ち去ると、揺れていたのはウリハダカエデの幼木でした。 


シーン2:5/27・午前15:07・晴れ (@0:23〜) 
約9時間半後にカモシカが再登場。 
同一個体が戻ってきたのか、別個体なのか、私には見分けられません。 
林道で立ち止まり、道端のウリハダカエデ灌木に顔を擦り付けて眼下腺マーキング。 
別個体だとすると、前の個体の匂い付けに対抗して同じ場所にマーキングしたことになります。

その後は林道を右に立ち去りました。 


シーン3:6/7・午前6:58(@0:45〜) 
11日後の朝に右から来たカモシカが林道を外れてスギ植林地に入って行きます。 
角が細いので、若い個体のようです。 
画面の左下隅(画角の外)で立ち止まって、何かしています。 
後に現場検証するとスギの根元にコシアブラの 幼木が生えていて、その葉に食痕はありませんでした。 
したがって、おそらくカモシカはコシアブラの葉に眼下腺マーキングしていたのでしょう。 

カモシカはそのまま左下へ立ち去りました。 
コシアブラ幼木の写真を掲載。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

この時期のニホンカモシカは、なぜか昼間しか写っていませんでした。 
カモシカはタヌキの溜め糞にまったく興味がありません。 


つづく→

ランダムに記事を読む