2025/05/28

ホウチャクソウの花で採餌するヒゲナガハナバチの一種♀?【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年5月上旬・午後12:40頃・くもり 

里山の中腹にある樹林帯をトラバースする林道に沿って咲いたホウチャクソウの群落で訪花するハナバチ♀を見つけました。 
後脚の花粉籠に橙色の花粉を付けて運んでいます。 
したがって、ハキリバチ科ではなくミツバチ科の♀です。 
 過去の観察例ではトラマルハナバチ♀がホウチャクソウに訪花していたのですが、今回のハチはマルハナバチほど毛深くありません。 

関連記事(6,8,16年前の撮影)▶  


ホウチャクソウに忙しなく正当訪花を繰り返し、花蜜を吸っています。 
隣に咲いたカキドオシの花には見向きもしません。 
採餌の合間にホウチャクソウの白い花筒の開口部にぶら下がったまま身繕いし、体に付着した花粉をまとめて後脚の花粉籠に移しました。 
化粧が済むと、再び正当訪花でホウチャクソウの花の奥に潜り込みました。 

訪花シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:44〜)
暗くなりますが、固定焦点のスローモーションでじっくり観察できます。

薄暗い林床なのでカメラのAFがなかなか被写体に合焦してくれず、焦りました。 

さて、この謎のハナバチの名前は何でしょう?
素人目にはスジボソフトハナバチ♀と似てるかな?とも思ったのですが、スジボソフトハナバチの出現時期は5月下旬からとされています。
2024年の冬は異常な暖冬少雪で、春の訪れも例年より早かったのですが、それにしても山形県の雪国で5月上旬にスジボソフトハナバチを見るのはかなり異例です。
また、スジボソフトハナバチなら胸背の毛色がもっと明るい茶色のはずです。
今回の個体の胸背はもっと暗くて白味がかった黄土色でした。
ツルンとした黒い腹部には白い横縞が3本あります。(腹部上部の4本目は中央で途切れている)

今回は動画撮影を優先したので、蜂の採集も出来ず、鮮明なストロボ写真も撮れませんでした。
動画だけから蜂を同定するのは難しいです。 
私としては、シロスジヒゲナガハナバチ♀(Eucera spurcatipes)やニッポンヒゲナガハナバチ♀(Eucera nipponensis)など、ヒゲナガハナバチ属の一種Eucera sp.)ではないかと推測しています。 
もし間違っていたら、ご指摘願います。

謎のハナバチを同定するためにGoogleレンズ(画像検索)やPerplexity AIを使って問い合わせてみたのですが、マイナーな種類のハナバチではAIが学習するデータがまだ充分に揃っていないという印象です。
その場合はAIの性能の向上を待っていても仕方なくて、日本全国の研究者やナチュラリストが寄って集って粛々と蜂の記録をインターネット上に蓄積するしかありません。


2025/05/27

死んだアナグマの営巣地を昼も夜も巡回するイエネコ(キジトラ白足袋)5月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年5月中旬〜下旬

シーン0:5/16・午後13:47・晴れ・気温32℃(@0:00〜) 
シーン0:5/16・午後14:03・晴れ・気温32℃(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
平地の二次林で、死んだアナグマの旧営巣地(セット)に通ってくるイエネコFelis silvestris catus)の同一個体についてまとめました。 
ほとんど黒猫に見えますが、毛並みがキジトラで足だけが白く、まるで白足袋を履いているようです。 


シーン1:5/17・午前0:38・気温11℃(@0:07〜) 
深夜に巣口Lの横を通り過ぎました。 


シーン2:5/17・午前0:39・気温10℃(@0:17〜) 
別アングルの監視カメラでも撮れていましたが起動が遅れ、獣道を右上奥へ歩き去る猫がちらっと写っていただけでした。 


シーン3:5/22・午前8:51・気温13℃(@0:24〜) 
5日後の日が高く昇った午前中に、顔なじみのキジトラ(白足袋)がまた現れました。 
マルバゴマギ枝葉の陰になって見にくいのですが、アクセストレンチを慎重に降りて巣口Lをチェックしました。(中には入らず。) 
その後は左上へノソノソと歩き去りました。 


シーン4:5/22・午前8:52・気温13℃(@0:56〜) 
続きが別アングルの監視カメラで撮れていました。 
巣口Lをおそるおそる覗き込んで、中の匂いを嗅いでいます。 
巣穴Lの奥で餓死した「いざりタヌキ」はもう白骨死体と化していそうですが、その死臭が気になるようです。 
右下へ立ち去りました。 


シーン5:5/24・午後19:00・気温16℃(@1:22〜) 
2日後の晩に、キジトラ(白足袋)が左から右へセットを横切りました。 
右端で立ち止まって周囲を警戒しています。 
向きを変えてから左下へ向かいました。 


シーン6:5/26・午前6:21・気温7℃(@2:00〜) 
2日後の早朝に、キジトラ(白足袋)が左手前から奥にセットを横切って奥の林内へ入って行きました。 


切株に乗って母衣打ち♪するキジ♂(野鳥)

 

2024年5月上旬・午後15:50頃・晴れ 

郊外の農地に隣接する林の一部が伐採されていて、その切り株のひとつにキジ♂(Phasianus versicolor)が乗っていました。 
見晴らしの良いお立ち台に佇み、周囲を眼光鋭く見回しています。 

しばらくすると姿勢を正し(背伸び)、大声でケンケーン♪と鳴きながら激しく羽ばたきました。 
その風圧で手前の下草が激しく揺れています。 
母衣打ちで縄張り宣言した直後は、キジ♂の羽毛が全体的に逆立っていて、全身が大きく見えます。 
身震いすると鳥肌が収まり、全身の見た目が萎みました。 
再び周囲をキョロキョロと見回したものの、羽繕いをしませんでした。 

母衣打ちを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:28〜) 
ドラミングの羽ばたき回数は、初めのケン♪に合わせて3回、次のケーン♪で10回でした。 
この羽ばたき回数に個体差があるようなので、地道に動画の記録を撮りためています。 

その後もキジ♂は数分おきに鳴いていました。 
次はハイスピード動画に切り替えて母衣打ちを撮ろうとしました。 
三脚を持ってこなかった代わりに、近くのブロック塀の上にカメラを載せて長撮りしようと試みたのですが、画角の調節に手間取り、結局撮り損ねてしまいました。 
私が悪戦苦闘していたら、農作業を終えた軽自動車が奥から通りかかり、キジ♂は切株から降りて奥の灌木林へ逃げ込んでしまいました。

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