前回の記事:▶ 晩春の二次林で深夜徘徊する三毛猫【トレイルカメラ:暗視映像】
2024年5月上旬
シーン0:5/2・午後13:21・晴れ・気温31℃(@0:00〜)
シーン0:5/2・午後13:57・晴れ・気温34℃(@0:04〜)
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。
平地の二次林で、死んだニホンアナグマの旧営巣地(セット)を自動撮影カメラで見張り続けています。
気温の測定値が5月上旬にしては異常に高いのは、直射日光を浴びて黒っぽい撮影機材が過熱しているためのようです。
(異常値とみなします)
シーン1:5/8・午後19:38・気温8℃(@0:07〜)
かなり冷え込んだ晩に、イエネコ(Felis silvestris catus)がやって来ました。
赤外線の暗視映像では白っぽい毛並みに見え、ここでは新顔の個体です。
なんとなく茶トラの系統のような気がするのですけど、モノクロの動画ではよく分かりません。
シーン2:5/8・午後19:38・気温7℃(@0:18〜)
別アングルに設置した監視カメラで続きが撮れていました。
2つの巣口R、Lの横を素通りして、獣道を右上奥へ立ち去りました。
夜の森で獲物の野ネズミを探し歩いているのでしょう。
【考察…のようなもの】
この営巣地でニホンアナグマの家族が暮らしていた前年(2023年)には、猫はこれほど頻繁に現れませんでした。
越冬に失敗したアナグマが死んで以来、縄張りの空白地帯になっているようで、様々な野生動物が傍若無人に侵入しています。
様々な毛並み(品種)のイエネコが入れ代わり立ち代わりやって来るのですが、近隣の同じ家で多頭飼育されている猫が夜な夜な抜け出して来ているのではないかと勝手に想像しています。
仲間と連れ立って縄張りを巡回するのではなく、いつも必ず単独行動です。
肉食性のネコ科動物としては当然ですけど(ライオンは例外)、逆に♀♂ペアで行動するタヌキ(イヌ科)の特異性が際立ってきます。
私は野生のイリオモテヤマネコやツシマヤマネコの行動観察に強く憧れがあるのですけど、トレイルカメラにときどき写るイエネコを見ていると、給餌(餌付け)するかGPSを装着しない限り、本格的に調べるのはかなり難しそうだと実感しています。
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