2025/01/19

雪が溶けた暖冬に根曲がり巣穴の入口でウロチョロする野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年2月中旬 

シーン1:2/9・午後14:54・くもり(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
平地のスギ防風林に根雪が積もっています。
スギの木が画面の手前から奥に向かって根こそぎ風倒したまま、長年放置されています。 
そのような状態を根返りと呼びます。 

その根元に掘られた「根曲がり巣穴」をトレイルカメラで見張っています。 
この巣穴aにはニホンイタチMustela itatsi)が越冬しているらしいことが分かっているのですが、最近はとんと姿を見かけません。 


シーン2:2/19・午前1:15(@0:03〜) 
今季は異常な暖冬で積雪量が少なく、10日間でほとんど溶けてしまいました。 
「根曲がり巣穴」の巣口aは画面の左下付近にあります。 

深夜に野ネズミ(ノネズミ)が現れました。 
右から左へ、残雪の塊を乗り越えて進みます。 
巣口aの手前で立ち止まり、しばらくカメラ目線になりました。 
やがて露出した地面の匂いを嗅ぎ回り、左へ立ち去りました。 

野ネズミがこれほど無警戒でうろつくということは、やはり捕食者のイタチはこの巣穴にはもう住んでいないのかもしれません。 



農道の草むらから飛び立つツマグロヒョウモン♀

 

2023年9月下旬・午後14:30頃・晴れ 

田園地帯の農道でツマグロヒョウモン♀(Argyreus hyperbius)が草むらに止まっていました。 
ちょっと珍しい光景なので、私は初め、産卵中なのかと思いました。 
翅を開閉しながらイネ科雑草の上に乗っていたのですが、腹端を草に押し付けてはいませんでした。 
もしかすると、ツマグロヒョウモン幼虫の食草となるスミレ類を農道の草むらで探していたのかもしれません。 

左の前翅および後翅の縁が破損した個体です。 
破損が左右非対称ですから、鳥に襲われたビークマークではなさそうです。 
やがて草むらから飛び立ったので、翅が破れていても飛翔に支障はありませんでした。 

横の田んぼでは、稲穂が黄金色に実っていました。



素人目にはスミレの群落は見つからず。



2025/01/18

ニホンアナグマの越冬用営巣地で排尿マーキングするホンドタヌキ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年2月中旬・午後18:45頃・気温3℃・日の入り時刻は午後17:25

異常な暖冬でニホンアナグマMeles anakuma)が冬眠する二次林の営巣地(セット)から雪がほとんど溶けてしまいました。 
林床の地面が完全に露出して、まるで早春のような光景です。 

晩に近所のホンドタヌキ♀(Nyctereutes viverrinus)が単独でやって来ました。 
アナグマの巣口Rにそっと忍び寄りました。 
巣口Rで匂いを嗅いだだけで、中に侵入することはありませんでした。 
隣人の安否を確認しに来たのかと、どうしても私は想像してしまいます。 

セットから立ち去る間際に、画面の右下手前でタヌキは腰を落として排尿マーキングしたようです。(@0:40〜) 
縄張り宣言として、獣道に小便で匂い付けしたことになります。 
排尿の姿勢から、♀と判明しました。 
(♂はイヌと同じく片方の後足を上げて小便します。) 



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