2024/11/08

初冬の雪山を夜にピョンピョン跳ね回る冬毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月中旬〜下旬 

里山の渓谷沿いに植林されたスギ植林地でニホンカモシカの溜め糞場sr1を自動センサーカメラで見張っていると、冬毛のニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)が頻繁に現れます。

シーン1:12/20・午前0:36(@0:00〜) 
大雪が積もった後の深夜にノウサギが斜面を手前に走ってきました。 


シーン2:12/21・午前5:16(@0:11〜) 
雪が降りしきる夜明け前に、画面左に立つスギの背後を通って左へ走り去りました。 


シーン3:12/23・午前1:27(@0:16〜) 
雪が降る深夜に、スギの木の下で立ち上がっていたノウサギが雪面に座ってじっとしています。 
ノウサギが奥を向いたり瞬きしたりすると、白く光る目が写らなります。 
辺りをキョロキョロと見回すだけで、移動しませんでした。 
動きが乏しいので、5倍速の早回し映像でお届けします。 


シーン4:12/23・午後19:05(@0:38〜) 
同じ日の晩になっても雪が降り続いています。 
ノウサギが雪山の斜面をトラバースするように、ぴょんぴょん跳んで右へ(渓谷の方へ)向かいました。 


シーン5:12/23・午後21:10(@0:52〜) 
約2時間後、ニホンノウサギが画面の左端(スギの木の左)に佇んでいました。 
しばらくすると左へ消えました。 


シーン6:12/24・午後18:10(@1:01〜) 
翌日の晩には、雪がようやく降り止んでいました。 
ノウサギが雪面に座って監視カメラの方を見ています。 
警戒を解くと、ゆっくり右へ移動し、渓谷へ向かいました。 


シーン7:12/25・午前5:00(@1:20〜) 
夜明け前にスギの右横に居たノウサギが後足で立ち上がり、太いフジ蔓の匂いを嗅いでからスギの背後を通って左へ移動しました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


白梅の花でニホンミツバチ♀が採餌

 

2023年3月下旬・午後13:30頃・晴れ 

民家の庭木として植栽されたウメ(白梅)にニホンミツバチApis cerana japonica)のワーカー♀が訪花していました。 
意外にもこの組み合わせは初見です。 
吸蜜中に身繕いもしています。 
後脚の花粉籠が空荷の個体と少量の白い花粉団子を付けた個体がいました。 

実はセイヨウミツバチもニホンミツバチも両方来ていたのですが、訪花ワーカーの個体数はセイヨウ>ニホンでした。 


2024/11/07

根雪の積もった休耕地をうろつき越冬用巣穴を物色する雪国のホンドギツネ【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2023年12月中旬〜下旬〜2024年1月上旬

シーン0:12/4・午後14:08・晴れ・気温26℃(@0:00〜) 
シーン0:12/11・午後13:30・くもり・気温18℃(@0:03〜) 
明るい昼間に誤作動などでたまたま撮れた現場の状況です。 
休耕地にあるホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の営巣地を自動撮影カメラで見張っています。 
辺り一面に蔓延っていたクズやカナムグラなどの蔓植物がすっかり枯れています。 

タヌキが繁殖した後にニホンアナグマMeles anakuma)が巣穴(の一部)を乗っ取ったらしく、晩秋になると越冬に備えて巣材(断熱材の枯草)を巣穴に搬入しました。 

つまり、この営巣地が今誰のものか、いまいちはっきり分かっていません。 
ホンドギツネVulpes vulpes japonica)の登場シーンをまとめてみました。 
キツネは滅多に現れないので、いつもより長目の撮影期間を一気に紹介します。 


シーン1:12/12・午前10:09・小雨・気温6℃(@0:07〜) 
小雨が降る午前中にキツネが身震いしてから枯野を奥へ向かってジグザグに走り去りました。 
枯れた原野を背景にすると、キツネの毛皮は見事な保護色になっています。 
このキツネは一体どこから来たのでしょう? 
手前の防風林から奥に向かって登場したのに、トレイルカメラがなかなか検知できなかったのでしょうか? 
あるいは、巣穴から外に出てきた直後という可能性もあります。 
後者だとすると、ここでも「同じ穴のむじな」というややこしい問題に取り組まないといけません。 
初心者に分かりやすい単純な問題から出題してくれればよいのに、自然界(フィールド)で観察していると、手加減なしでいきなり難しい応用問題が出題されて困ることがよくあります。 

画面の奥で左右に走る農道の手前にある、大量の籾殻を捨ててある区画でキツネが立ち止まりました。 
野ネズミやモグラなどの獲物を狙っているのかな? 
遠いので、1.5倍に拡大した上でリプレイ(@0:47〜)。 


シーン2:12/19・午前9:55・晴れ・気温9℃(@1:21〜) 
暖冬でしたが、まとまった雪が積もり、一面の銀世界になりました。 
巣穴から右下手前に向かって野生動物が出入りしている足跡(深雪のラッセル跡)が雪面に残っているのに、その行動が監視カメラで撮れていませんでした。 


シーン3:12/22・午前4:26・気温-7℃(@1:25〜) 
雪原にはラッセル済みの獣道がくっきりと残っています。 
未明にキツネが手前の林縁から単独でやって来ました。 
タヌキ?の営巣地の方を見たのに、直行しないで右から迂回して近づきます。 
右奥の巣穴Rに頭を突っ込んで匂いを嗅いだものの、中には侵入しませんでした。 
続いて左隣の巣穴Lへ行こうとしたところで、1分間の録画時間が終わりました。 


シーン4:12/22・午前4:28(@2:19〜) 
18秒後にトレイルカメラが再起動すると、キツネは巣口Rに戻っていました。 
身震いしてから雪原を奥に向かって元気に走り出しました。 
ラッセルするほどの深雪ではないようで、新雪を蹴立てて走り去ります。 
暗視映像の赤外線が奥にある農道まで届いていません。 


シーン5:12/24・午前5:24・みぞれ・気温-3℃(@2:31〜) 
2日後の未明にはみぞれが降っていました。 


シーン6:12/24・午前9:48・晴れ・気温10℃(@2:36〜) 
4時間半後の朝には晴れていました。 
巣穴から雪原をあちこちに伸びる獣道が深くなっています。 


シーン7:1/3・午前4:17・気温-2℃(@2:40〜) 
新年の未明に、キツネらしき野生動物が雪面を左から右に横切りました。 
夜霧がうっすらと発生しているようです。 
画面奥の暗闇をひときわ明るい光点が点滅しながら左に移動しているのは、車のヘッドライトです。 
スギ防風林の奥の車道を走る車のヘッドライトが、スギ林の隙間を通してチラチラと見えているのです。 

監視カメラの電池がかなり消耗しているのか、赤外線の光量が弱くて画面全体が暗いです。 


【考察】 
今のところ、ホンドギツネはいつも単独行動しています。
ホンドギツネは冬眠しません。

雪国の厳冬期になると、野生動物が活動してもトレイルカメラがうまく作動しないことが多くなります。 
トレイルカメラを駆動する乾電池の電圧が低温で低下して、性能が発揮できないのでしょうか? 
電源をソーラーパネル付きのバッテリーに切り替えると、電圧低下問題が改善されるのかな?
もしかすると、雪国に適応した哺乳類が身にまとう毛皮の断熱性能が良すぎて、トレイルカメラの熱源センサーが検知できないのかもしれない、と思うようになりました。 
どうしても撮り漏らしが多くなりますが、断片的な記録でも撮れた映像をありがたく味わうことにします。 



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