2024/10/16

ニホンアナグマの越冬用巣穴をこっそり内見する初冬のホンドタヌキ【トレイルカメラ】

 

2023年12月上旬

シーン0:12/4・午後12:59・くもり(@0:00〜) 
平地の落葉した二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)が越冬する営巣地(セット)を自動センサーカメラで見張っています。 


シーン1:12/9・午前10:47・晴れ(@0:04〜) 
♀♂ペアと思われる2頭のホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が明るい午前中に相次いで登場しし、左から右に横切りました。 
フサフサした冬毛を身にまとっていることもあり、よく太って見えます。
アナグマの巣口Lに全く興味を示さなくなったということは、いよいよ気温が下がった初冬にはもう虫が捕れなくなった(虫が本格的に冬眠した、あるいは秋に巣口Lの虫を捕り尽くした)のでしょう。 

しばらくすると1頭のタヌキが右から戻ってきて、落ち葉を前脚や鼻で軽くかきわけて虫を探しています。 


シーン2:12/10・午前11:02・晴れ(@0:49〜) 
翌日も昼前にタヌキが単独でやって来ました。 
アナグマの巣口Lに忍び寄って匂いを嗅いでいるのは、最近よく出入りしているイタチの残り香を気にしているのかもしれません。 



何と驚いたことに、このタヌキもそのまま巣穴Lに潜り込みました。 


シーン3:12/10・午前11:05(@0:49〜) 
約2分45秒後に、タヌキが巣穴Lから外に出て来ました。 
頭から入って頭から出てきたということは、トンネル内部は方向転換できるほど広いことを物語っています。 
タヌキは巣口Lで身震いして体に付いた土汚れを払い落とすと、のんびりと左へ立ち去りました。 
無事に内見できたということは、アナグマもイタチも留守だったようです。 


シーン4:12/10・午前11:10(@2:11〜) 
同一個体のタヌキが依然としてアナグマのセットをうろついているのでしょうか? 
(それとも別個体?) 
別アングルで設置した監視カメラがこの時期は不調で全く撮れておらず、前後の状況がよく分かりません。 
獣道にしばらく佇んでから、右へゆっくり歩き始めました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】
越冬が始まる大事な時期なのに、巣穴Lという物件の所有者が誰なのか、素人目にはますます分からなくなってきました。
巣穴の乗っ取りが行われるのか、それとも複数種が平和に同居(シェア)・居候するのか、興味津々で見守ります。
縄張りを主張するマーキング合戦も特に見られません。

いっそのこと童話の世界のように擬人化して、「お節介なタヌキが近所付き合いでアナグマの家に連日押しかけて挨拶に来ている」と考えたくもなります。



初冬の林床で夜明けとともに採食するキジバトの群れ【野鳥:トレイルカメラ】

 



2023年12月中旬・午前6:45〜8:45頃・気温2℃〜7℃・日の出時刻は午前6:43 

平地の落葉した二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)の越冬用営巣地を自動撮影カメラで見張っていると、日の出とともにキジバト(Streptopelia orientalis)の群れが登場しました。 
初めはまだ暗いので、赤外線の暗視モードで撮影されています。 
やがて明るくなると、自然光のフルカラーで録画されます。 

 2〜7羽のキジバトが散開し、落ち葉に覆われた林床を歩き回りながら嘴であちこちつついています。 
この二次林で採食する他種の野鳥と違って、キジバトは採食中に落ち葉めくりを一度もしませんでした。 
ということは、キジバトは虫を捕食しているのではなく、やはり種子食性なのでしょう。 
アナグマの巣口R、Lを覗き込む個体もいましたが、巣内に侵入することはありませんでした。 

キジバトの1羽が地上採食しながら尾羽根を扇のように大きく広げたのは、どんな意味があるのか気になります。(@x:xx〜) 
ただの気まぐれなストレッチ運動かもしれませんが、近くに来ようとした別個体に対する牽制なのかもしれません。 

ときどきカケス(Garrulus glandarius)も林内に登場するものの、混群と呼べるほどではなさそうです。 
最後は何かに驚いたのか、キジバトの群れが続々と飛び去り、そして誰も居なくなりました。 
キジバトの採食群がアナグマの営巣地にこれほど長居したのは初めてです。

ちなみに、冬の殺風景な落葉樹林に点在する緑の低灌木のパッチは、常緑樹のヒメアオキと冬緑性落葉樹のナニワズ(別名エゾナニワズ、エゾナツボウズ)です。 




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2024/10/15

初冬の水場に来たニホンイノシシの母子【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月中旬・午後19:50頃 

山中の湧き水が貯まった泉に、ある晩ニホンイノシシ♀(Sus scrofa leucomystax)がやって来ました。 
岸辺を歩きながら、落ち葉の匂いを嗅ぎ回っています。 
低音でフゴフゴ鳴いている♪のは、後から付いてくる1頭の幼獣に呼びかけているのでしょう。 
大きく育った幼獣の毛皮からはすでに縦縞模様が失われていて、「ウリ坊」とは呼べません。
イノシシ♀が入水したところで、トレイルカメラの電池切れで映像が打ち切られてしまいました。 
気温の下がる冬季は乾電池の電圧低下に悩まされます。
そんな寒くても水場に来る野生動物は逞しいですね。

イノシシの母子が向かった画面の左は行き止まりの崖(急斜面)なので、おそらく池で水浴(ヌタ打ち)したり水を飲んだりしに来たと思われますが、撮り損ねて残念無念。 


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