2023年12月上旬〜中旬
シーン0:12/4・午後12:59・くもり(@0:00〜)
シーン0:12/4・午後13:45・晴れ・気温23℃(@0:04〜)
平地の落葉した二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)が越冬する営巣地(セット)を新旧2台の自動撮影カメラで監視しています。
近所のホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)がこの時期に夜な夜な通ってくる様子を以下にまとめます。
特筆すべき行動は別の記事にしたので、その余り物です。
シーン1:12/4・午後21:26・気温-1℃(@0:08〜)
奥の二次林をうろついています。
シーン2:12/5・午前3:01・気温-4℃(@0:56〜)
気温が氷点下まで冷え込み、うっすらと夜霧が発生しているようです。
タヌキが通りすがりにアナグマの巣口Rを覗き込んでも、匂いを嗅いだだけで立ち去りました。
隣の巣口Lを長々と点検するシーンも別アングルで設置した監視カメラに写っていました。
もしかすると以前のように(秋)、獲物となる虫を執拗に探していたのかもしれません。
しかし穴居性の昆虫も全て休眠越冬に入ったようで、タヌキは諦めてすごすごと立ち去りました。
かと思いきや、その後もタヌキは未練がましく、アナグマの営巣地をしばらくうろついていました。
シーン3:12/6・午前3:29(@3:35〜)
翌日は未明に♀♂番 と思われる2頭が相次いでセットにやって来ました。
1頭がアナグマの巣口Lの匂いを嗅いで行ったのに対して、もう1頭はセットを素通りしました。
シーン4:12/7・午前3:27(@4:37〜)
その翌日もほぼ同じ時刻にタヌキが計3頭現れました。
約1時間20分前にアナグマがスクワットマーキングした跡にタヌキは何も反応しませんでした。
(対抗してマーキングをやり返すことはなかった。)
一応、巣穴の主であるアナグマに対してリスペクトはあるようです。
まず現れたペアが巣口Lを点検してから並んで立ち止まり、パートナーの左脇腹の毛皮を舐めました。(対他毛繕い@5:04)
パートナーに舐めてもらった部位の毛が黒く見えます。
これは何か傷跡や病変なのか、それとも単に毛が逆立っているだけなのかな?
シーン5:12/9・午前0:12(@5:35〜)
霧が立ち込める深夜にペアで登場。
1頭が急に走り去りました。
てっきり巣穴の主であるアナグマに追い払われたのかと思ったのですが、居残った個体はその動きに一瞬ビクッとしたものの、落ち着き払って立ち去りました。
シーン6:12/11・午前5:11(@6:16〜)
単独タヌキがアナグマの巣口Lに頭を突っ込んで匂いを嗅ぎました。
もしかすると巣穴Lを数分間だけ内見したのかもしれませんが、肝心の侵入シーンは撮れていません。
巣口Lで身震いしてから立ち去りました。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
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