2023年11月下旬
山中の水場をトレイルカメラで監視するプロジェクトを再開しました。
限られた台数のトレイルカメラで複数のプロジェクトをやり繰りしているので、通年ではなく断続的な監視になってしまいます。
シーン1:11/19・午後12:50(@0:00〜)
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
三方を崖に囲まれている細長い池で、里山の湧き水が貯まり、流れ出た水は沢の源流になっています。
落ち葉が降り積もって浅くなった池の水は、画面の左下から右上に向かって流れています。
今回はカメラの設置場所を変更しました。
これまでは画面左下隅(画角の外)の崖の途中にトレイルカメラを設置していました。
そこは常に湿気が高い過酷な環境で、防水のトレイルカメラでも次々に壊れるので困っていました。
水場に来る野生動物や野鳥の警戒心が強いと、ローアングルで設置した監視カメラの存在に気づいてしまう、という問題もありました。
そこで、池を斜め上から見下ろすアングルに変更しました。
池の周囲の斜面には雑木林の樹々が生えているため、池全体が写るような設置場所はどうしても確保できませんでした。
これまでの撮影で野生動物がよく来ることが分かっている池の左岸を重点的に監視することにしました。
シーン2:11/23・午後22:51(@0:03〜)
夜遅くに、池の水が流出する水路からニホンイノシシ♀(Sus scrofa leucomystax)がジャブジャブと水場に入って来ました。
牙が短いので、♀のようです。
野生動物の中でもイノシシは特に警戒心が強いのですが、この水場で入水シーンが撮れたのは初めてです。
これまで水浴シーンが撮れなかったのは、やはり監視カメラの存在に気づいて警戒していたからなのでしょう。
今回も途中でイノシシ♀は監視カメラの方を見上げたものの、逃げませんでした。
浅い池の水に腹面を浸しただけで(半身浴)、背中まで完全には浸かりませんでした。
晩秋の深夜で水温が低いせいか、いわゆるヌタ打ち行動(泥浴び)はしませんでした。
旧機種のトレイルカメラで動画撮影すると、気温のデータが取得できないのが残念です。
泉の中でイノシシが身動きすると、小さなカエル(種名不詳)が水面に浮いた落ち葉の上を慌てて跳んで逃げました。(@0:30〜)
イノシシ♀は水中で方向転換してから池の左岸に上陸すると、毛皮の水気を切らずにそのまま獣道を歩き去りました。
雪国のイノシシは、冬になっても水浴するのでしょうか?
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