2024/06/16

秋にカケスがアナグマの旧営巣地で何の用?【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年9月下旬 

二次林でニホンアナグマMeles anakuma)の家族が転出した後の旧営巣地(セット)をトレイルカメラでしつこく見張り続けています。 
秋になると、カケスGarrulus glandarius)の姿が頻繁に写るようになりました。 
一体何の用事があるのでしょうか?


シーン1:9/24・午後14:01・晴れ・気温24℃(@0:00〜) 
画面右上の獣道の横でカケスが灌木に止まっていました。 
地上に飛び降りて獣道をピョンピョン跳んで移動し、地面を思わせぶりに啄んだように見えました。 
撮影当時はカケスの行動がよく分からず、漠然と探餌徘徊なのかと思いました。 
その後、私の観察眼も肥えてきて、今では読み取れるようになりました。 
ホッピングで地上を移動するカケスを注意深く見ると、嘴にはドングリの実が咥えられています。 
穴を掘って隠す(貯食する)場所を探し歩いているようです。 
結局はドングリ堅果を貯食しないで、嘴に咥えたまま低く飛び去りました。 


シーン2:9/23・午後13:00・晴れ(@0:26〜) 
前日の昼過ぎにもカケスが来ていました。 
アナグマの巣口Rの左横に生えている細い灌木(マルバゴマギ)に野鳥が止まっているものの、画角の左外で動いている黒い尾羽根しか見えません。 
止まり木から飛び立つとカメラに向かって飛んできました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、特徴的な胡麻塩頭のカケスでした。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


これからしばらくは(秋の間は)、カケスがドングリを貯食する行動が繰り返し見られるようになります。 




【アフィリエイト】 

2024/06/15

スギ防風林のタヌキ溜め糞場周辺で深夜に餌を探し歩く2匹の野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年9月下旬・午前3:30頃 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)がスギ防風林に残した溜め糞場wbcを自動センサーカメラで見張っていると、深夜未明に野ネズミ(ノネズミ)が登場しました。 
2匹が同時に林床をウロチョロしています。 
暗闇でもスギ落葉の上を歩くかすかな足音で互いの存在に気づいているはずなのに、喧嘩(縄張り争い)にはならず別々に探餌徘徊しています。 
同じ巣穴で暮らす家族なのでしょうか。 
タヌキの溜め糞場には特別興味を示さず、横を通り過ぎるだけでした。



集団吸水しながら排尿するキタキチョウ♂

 

2023年9月中旬・午後15:30頃・晴れ 

田園地帯の砂利が敷かれた農道の水溜まり付近に4頭のキタキチョウ♂(Eurema mandarina)が集まって吸水していました。 
キタキチョウの飲水シーンは初見です。 
砂利道で半乾きの泥から水を飲んでいました。 
体は静止していても、伸ばした口吻をしなやかに動かしてあちこちの地面を探っています。
着陸時はいつも翅をしっかり閉じているので、横風が吹くと翅が煽られてしまいます。 
地面のあちこちで味見をしてはすぐに飛び立ち、忙しなく移動しながら泥水を啜っています。
なかなかじっくり撮影させてもらえません。

吸水シーンの後ろ姿も何気なく撮っていたら、閉じた翅で隠された腹端から透明な液体をポタリと排泄していました。 
シロチョウ科で排泄シーンを観察できたのは初めてです。 
腹端から透明なおしっこを放出した瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:25〜2:47) 
真横から撮った動画には残念ながら排尿シーンが写ってませんでした。 
セセリチョウ科のような吸い戻し行動ではなく、むしろアゲハチョウ科の吸水・排尿に近いです。 
泥に含まれる微量なミネラル成分を必要なだけ摂取するためには大量の水を飲む必要があり、余分な水分をどんどん排泄しているのでしょう。 
大量に飲んだ水で体を冷やす効果もありそうです。(水冷式冷却) 

私にはキタキチョウの性別を形態的に見分けられませんが、吸水という行動から全て♂としておきます。
(キタキチョウの)♂は湿った場所や川原などで好んで吸水し、時に集団も見られ、獣糞にも集まる。(フィールドガイド『日本のチョウ』p75より引用)
吸水後に飛び去る瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@2:57〜) 、羽ばたいた際にちらっと見えた翅表の黒斑から、夏型♂と判明。 

もっと多数のキタキチョウ♂が集結して群れになる集団吸水シーンを期待したのですが、今回は2頭が並んだのが最大で、あとは別々に離れて吸水していました。 
ここの泥に含まれるミネラル成分が薄いのでしょうか。 

なぜ集団吸水する蝶の群れが形成されるのでしょうか? 
先客がいれば、ミネラル成分の濃度が高い地点を探してあちこち味見する手間が省けます。 
群れになることで捕食者に襲われる確率が下がりますし、周囲を警戒する目も増えます。 
キタキチョウの標本や黄色の紙片を水溜まり周辺に置いておくだけでキタキチョウが集まるかどうか、いつか実験してみたいものです。 


※ 編集ミスで動画の一部を消音してしまいました。 


【アフィリエイト】 

ランダムに記事を読む