2023年9月下旬〜10月中旬
平地のスギ防風林にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場wbcをトレイルカメラで監視していると、スギの落葉落枝がふかふかに堆積した林床で夜な夜な餌を探し回る野ネズミ(ノネズミ)が写ります。
シーン0:9/25・午後15:01(@0:00〜)
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
動画冒頭の赤丸で示したのは、スギ林床に点在する2つの溜め糞場です。
奥にある溜め糞の方がメイン(規模が大きい)です。
実は更にもう一つの糞塊が画面の左外にあるのですが、監視カメラの画角内に収まりませんでした。
その日の深夜から野ネズミが林床をウロチョロしていました。
シーン1:9/28・午前後(@1:20〜)
雨夜でも野ネズミは平気で活動します。
シーン3:9/29・午前後(@1:33〜)
奥の溜め糞場に来て、何やら採食しているようです。
少し遠いのでメニューまでは分かりません。
糞虫などを捕食しているのか、あるいはタヌキの糞に含まれる未消化の種子を採餌しているのでしょう。
シーン4:10/1・午前後(@2:33〜)
今回は奥の溜め糞場を素通りしました。
シーン5:10/2・午前後(@2:45〜)
雨が降っています。
最後に野ネズミが向かった右には、実はアナグマ専用の溜め糞場stmpがあります。
2箇所同時に監視したら面白そうですけど、限られた台数のトレイルカメラでなんとかやりくりしているので、難しいです。
シーン6:10/3・午前後(@3:26〜)
小雨が降っています。
奥の溜め糞場で採餌しました。
シーン7:10/4・午前後(@5:18〜)
シーン8:10/8・午前後(@5:38〜)
奥の溜め糞場に居座って、何かを食べているようです。
シーン9:10/9・午前後(@6:38〜)
シーン10:10/10・午前後(@7:02〜)
奥の溜め糞場を素通りしました。
シーン11:10/11・午前後(@7:13〜)
奥の溜め糞場に居座って、何かを食べているようです。
【考察】
画面内に2つ写っているタヌキの溜め糞場のうち、手前の小さい糞塊には野ネズミが近寄りませんでした。
奥の大規模な溜め糞には、野ネズミがただ横切るだけの夜もあれば、長居して何かを食べる夜もあります。
少し遠いので、残念ながらメニューまでは分かりません。
糞虫などを捕食しているのか、あるいはタヌキの糞に含まれる未消化の種子を採餌しているのでしょう。
まだ初秋で気温が充分に高いので、雨天は野ネズミの探餌行動に影響を及ぼさないようです。
つづく→
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