2024/02/25

蔓植物クマヤナギの果実

2023年6月中旬・午前 

里山で廃道状態の荒れた山道を登っていたら、下草の蔓植物にブドウのような色鮮やかな果実が房状に実っていました。 
赤く色づき始めてから紫になり、熟すと黒くなるようです。 
見た目は美味しそうですが、有毒植物かどうか分からず、味見する勇気はありませんでした。 
(クマヤナギの果実は熟すと生食可能らしい。)

こんな果実を知らなかったので写真をそのまま画像検索すると、どうやらクロウメモドキ科のクマヤナギの液果・核果らしいと分かりました。 
野鳥によって種子散布されるらしいので、将来やる予定の糞分析に備えて果実ごと種子を採取すべきでした。


【追記】
宮城県の金華山でニホンザルの調査をした辻大和『与えるサルと食べるシカ: つながりの生態学』によると、
クマヤナギの果実はサルの夏の(主要な)食べものとなる (p56より引用)

水田で泳ぐオタマジャクシの混群(トノサマガエルとニホンアマガエルの幼生)

 

2023年6月中旬・午前9:30頃・晴れ 

平地に広がる水田の隅にオタマジャクシが群がっていました。 
水中で静止している個体と泳ぎ回っている個体がいます。 
何かに驚いて急に素早く泳ぎ去ると、水底の泥が舞い上がります。 
どのオタマジャクシにも未だ脚は生えかけていません。 (変態が始まっていない。)
水深が浅いので、水面に浮かんで呼吸する必要がなく、腹面を見せてくれません。 (渦巻状の腸管を確認できず。) 

田んぼの水中にところどころ緑の藻が繁茂しています。 
見下ろすアングルではオタマジャクシの口の動きが見えず、採食してるかどうか不明です。 

ヒキガエルの真っ黒な幼生とは明らかに異なります。 
トノサマガエル(Pelophylax nigromaculatus)の幼生ではないかと思います。 
よく見ると、個体によってサイズがまちまちです。 
成長段階の違いかと初めは思ったのですけど、よく見ると小さい個体は全体的に黒っぽくて両目が離れているので、ニホンアマガエル(Hyla japonica)の幼生が混じっているようです。 

【参考サイト】


オタマジャクシの飼育観察もいつかやってみたいと思いつつ、忙しくてなかなか手が回りません。 


【アフィリエイト】 

2024/02/24

巣外で幼獣の世話をするニホンアナグマ♀:6/12一夜の育児行動【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年6月中旬 

ニホンアナグマ(Meles anakuma)の母親♀がとある一夜(6/12)に巣外で幼獣4頭の世話をする様子をまとめました。 
巣外での授乳シーンは既に別の動画にまとめたので、それ以外の育児行動です。(対他毛繕いなど) 
新旧のトレイルカメラ2台で別アングルから営巣地(セット)を監視しています。

母親♀は幼獣の首根っこを咥えて1頭ずつ巣外に引きずり出すと、排泄物(幼獣の糞尿)で汚れた毛皮を丁寧に舐めてやります。 
幼獣は未だ巣外で排泄できないので、下の世話は母親♀の仕事です。 

巣穴付近で幼獣を遊ばせている間に、♀は自分の痒い体を掻いたり毛繕いしたりしています。 
複数の幼獣同士でくんずほぐれつしている時などに、幼獣の鳴き声がかすかに聞こえるときがあります。 

幼獣全員を巣内に戻してから、♀は独りで巣穴を離れて外出します。 
縄張りを巡回して採餌するのでしょう。
その間、幼獣は巣内でおとなしく留守番している(寝ている?)ことに感心します。 
幼獣だけで勝手に巣外に出てくることはありません。

♀はなぜか幼獣を3+1頭の2組に分けて育児しているようです。 
授乳や育児の負担を軽減するためにそうしているのか、幼獣1頭の体調が悪くて巣内で寝ているのか、不明です。 
幼獣の性別によって2群に分けて育児しているのだとしたら面白いのですが、私にはとても見分けられません。
例えばヘルパー候補の♂を幼獣の時期から選んで他の兄弟姉妹とは別に育てている(帝王学?を教えている)としたら、面白い話です。

アナグマは主に夜行性で、明るい昼間は巣内で寝ています。 
日が暮れると活動を始め、明け方まで断続的に巣外で過ごします。 

ヘルパー♂の存在感が薄くて、何をしているのか不明です。 
(観察歴が浅い私は、アナグマの個体識別にいまいち自信がありません…。) 
この時期の母親♀は乳首の有無ではっきり見分けられます。


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


ランダムに記事を読む