里山で廃道状態の荒れた山道を登っていたら、下草の蔓植物にブドウのような色鮮やかな果実が房状に実っていました。
赤く色づき始めてから紫になり、熟すと黒くなるようです。
見た目は美味しそうですが、有毒植物かどうか分からず、味見する勇気はありませんでした。
(クマヤナギの果実は熟すと生食可能らしい。)
こんな果実を知らなかったので写真をそのまま画像検索すると、どうやらクロウメモドキ科のクマヤナギの液果・核果らしいと分かりました。
野鳥によって種子散布されるらしいので、将来やる予定の糞分析に備えて果実ごと種子を採取すべきでした。
【追記】
宮城県の金華山でニホンザルの調査をした辻大和『与えるサルと食べるシカ: つながりの生態学』によると、
クマヤナギの果実はサルの夏の(主要な)食べものとなる (p56より引用)
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