2024/02/07

白鳥の北帰行(冬の野鳥)

 

2023年3月下旬・午前9:10頃・晴れ 

雪解けが進む田園地帯で数日前まで採食していたコハクチョウの大群が忽然と居なくなっていました。 
田んぼの餌(落ち穂など)を食べ尽くして、餌場を変えたのでしょうか? 

刈田の上空から白鳥の鳴き声がするので見上げると、白鳥の群れが見事なV字編隊を組んで北に飛び去るところでした。 
群れの個体数を数えてみると、計20羽と大きな群れでした。 
ちょうど私の頭上を通り過ぎたので、飛び去る白鳥を見送るために動画を撮りながら振り返りました。 (白鳥が旋回した訳ではありません。) 
北へ向かって飛び去ったので、日本での越冬を無事に終えた白鳥がシベリアなど北の繁殖地へ帰るところなのかもしれません。 

飛びながら散発的に鳴き交わしています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 
鳴き声を声紋解析すれば、オオハクチョウかコハクチョウか識別できるかな? 
渡りの際に2種の白鳥が混群の状態で編隊飛行することは無いと思われますが、どうやって確かめたら良いでしょうか?

2024/02/06

雨夜に2匹の野ネズミがアナグマの営巣地で餌を探し歩く【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年6月上旬・午後20:15頃・雨天

ニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地を自動センサーカメラで監視していると、雨が降る晩に2匹の野ネズミ(ノネズミ)が同時に林床をチョロチョロと走り回る様子がちらっと写りました。
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
1分30秒間の録画時間の残り7秒間に写っていたので、2匹がニアミスしたシーンは残念ながら記録されていませんでした。 
暗闇でも出会い頭に縄張り争いや逃走劇が勃発したでしょうか? 


あるいは同じ巣穴から出てきた♀♂つがいが探餌徘徊していたのかもしれません。 




 

↑【おまけの動画】 
"Someone has been cleaning my shed every night — it’s a tidy mouse" by New York Post 

1ヶ月くらい前に話題になった動画です。 
室内に設置したトレイルカメラで撮れた映像というていをとっていますが、私は一見して「誰かがCGアニメで制作したフェイク動画だ!」と思いました。 
私は家ネズミについて詳しい訳ではありませんが、ネズミの尻尾や髭の動きがどこか不自然に思いました。 
まるでネズミを描いたファンタジーアニメのようです。 
ペットのネズミに餌報酬を与えて整理整頓を芸として仕込んだとしても、物を移動させる動きがあまりにもスムーズで無駄がありません。 

各社ニュースサイトが真に受けているのが可笑しくて、それでもいずれはフェイク動画と気づいて続報が出るだろう(作者がジョーク動画だと告白するだろう)と予想していました。 
ところが私の知る限り、続報が何も出てきません。 
皆さんはどうお考えでしょう? 

私も夜の山林で、野ネズミが林床の落ち葉を1枚ずつ集めて運んできては巣穴の入口に被せて隠蔽する、という驚きの行動をトレイルカメラで何度か撮影することが出来ました。(映像公開予定) 
他にはクルミやドングリなどの木の実を貯食する行動もしますし、ネズミが意図を持って複数の物体を1箇所に移動できるという能力には疑う余地がありません。


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今泉忠明『ネズミの超能力

クリの雄花に集まり花粉を食べるクロハナムグリとコアオハナムグリの混群

 

2023年6月上旬・午前11:30頃・晴れ 

初夏になり、あちこちでクリ(栗)の花が咲き始めました。 
山道の横で育つクリの木で コアオハナムグリGametis jucunda)とクロハナムグリGlycyphana fulvistemma)がブンブン飛び回り、花穂に群がっていました。 
クロハナムグリとクリの組合せは初見です。 

関連記事(9年前の撮影)▶ 栗の花とコアオハナムグリ 


栗の木の白くて細長い花序は雄花なのだそうです。(雌花は雄花の基部に小さく咲く。) 
多数派のコアオハナムグリと少数派のクロハナムグリは、花穂を歩き回って花粉や花蜜を食べています。
コアオハナムグリの中には、少数ながら赤銅型も混じっていました。 

よく晴れて気温が高いせいか、ハナムグリたちはハエのような羽音を立てて元気にブンブン♪飛び回ります。 
※ 虫の羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


私はハナムグリの性別の見分け方を知りませんが、クリの雄花で2匹のコアオハナムグリがニアミスしても、求愛行動や争いはまったく見られませんでした。 
交尾中の♀♂ペアも見当たりません。 

最後に花穂の風揺れを止めようと手で摘みながら動画撮影しようとしたら、異変に気づいたハナムグリたちは警戒して一斉に飛び去ってしまいました。 (映像は割愛)

田中肇『昆虫の集まる花ハンドブック』でクリの送粉生態学について調べると、
風媒花から虫媒花に進化の舵を切り変えた花。 雄花は蜜を出し、雌花は蜜を分泌しないので昆虫はまれに触れるだけ。(p63より引用)
クリが風媒花だとすると無駄なぐらい大量の花粉を放出しますから、毎年初夏にクリの花粉症になるヒトがいても不思議ではありません。
クロハナムグリ(左下)とコアオハナムグリ
緑型と赤銅型のコアオハナムグリ

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