2024/01/06

河原で脱糞後に飛び立つセグロセキレイ(野鳥)

 

2023年4月下旬・午後14:00頃・晴れ 

河原で石の上に乗ったセグロセキレイMotacilla grandis)が羽繕いしていました。 
私がカメラを向けたら羽繕いを止めてしまい、身震いしたり、辺りをキョロキョロ見回したりしています。 
私を警戒したのか、一声鳴きながら下流へ飛び去りました。 
セグロセキレイの背側がしっかり見えず、性別は不明です。 
現場は橋の下で、石だらけの中洲でした。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、飛び立つ直前に脱糞していました。 
尾羽根を持ち上げ、足を少しかがみながら、白い糞を少量排泄しています。 

※ スロー映像は1.5倍に拡大しました。

2024/01/05

リフォームした子供部屋に落ち葉を運び入れるニホンアナグマ♀【トレイルカメラ】

 



2023年5月下旬・午後18:30頃・日の入り時刻は午後18:50。 

日没前の夕方に奥の巣口Rからニホンアナグマ♀(Meles anakuma)が顔を出して風の匂いを嗅いでいます。 
巣口Rの右に出て座り込み、体をボリボリ掻きました。 
立ち上がって右に向かいます。 

しばらくすると、林床の落ち葉を前脚で手前に掻き集めながら後ろ向きで戻って来ました。 
そのまま後退して巣材を巣穴Rに搬入しました。 

すぐにまた♀が出巣Rすると、2回目の巣材集めに出かけました。 
前足で掻き集めた落ち葉を抱えながら、後ろ向きで帰巣Rします。 

産室だった巣穴Rがヘルパー♂によって拡張工事が行われ、それが終わると次は新しいインテリア(寝床)を子供部屋に運び込んでいるようです。 
アナグマ営巣地(セット)周辺の林床がきれいなのは、アナグマが絶えず落ち葉を掃き掃除しているからです。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
別アングルのトレイルカメラ(新機種)が不調で、撮れていないのが残念です。


春にタヌキの溜め糞場に群がるクロクサアリ♀

 

2023年4月下旬・午後13:15頃・晴れ 

笹薮が広がる河畔林でオニグルミ大木の下にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場rpがあります。 
定点観察に来てみると、新鮮な糞がこんもりと追加されていました。 
木漏れ日が落ちる溜め糞上に、頭でっかちで黒光りするアリが多数うろついていました。 
クロクサアリLasius fuji)のワーカー♀ですかね? 
アリをつまんでみて山椒臭を発するかどうか確かめるべきだったのですが、状況が状況だけに素手で触りたくありませんでした(※追記参照)。 
どうやら林床で枯れた笹の落ち葉や茎などを通ってアリの行列ができているようです。 
溜め糞に未消化の種子が含まれているのが見えますが、それを採食しに来たという訳でもなさそうです。(種子食性のアリではない) 
クロクサアリ♀たちは食糞性で集まっているというよりも、ただの通り道なのかもしれません。 
今思えば、オニグルミ大木の根際に営巣しているのかもしれませんが、行列の行き先を突き止めていません。 
アリハンドブック』によると、
(クロクサアリの)巣は樹木の根部にあり、行列を作って樹木に生息するアブラムシに集まり、甘露を定常的な餌にしている。 (p61より引用)

気温の低い春にいわゆる糞虫はまだ活動していないようで、アリの他にはハエが1、2匹来ていただけでした。 
クロバエ科と思われる大型のハエが1匹と、あとは小型のハエがちらっと写っています。 
溜め糞場に集まる昆虫相を通年観察してきて、アリが主役というのは珍しいので、動画で記録してみました。

この溜め糞場rpには早春までトレイルカメラを設置していたのですが、アナグマの観察に集中するために泣く泣く撤去しました。


※【追記】 
溜め糞場の近くで未知の昆虫を見つけても、どうしても採集するのをためらってしまいます。 
吸虫管を自作して虫を採集していた時期もあったのですけど、不潔な獣糞の臭気+αを虫と一緒に吸い込むのは嫌過ぎます。 
最近では口で直接吸わなくても、電動で吸い込んでくれるタイプの吸虫管手動の吸引器具(シュポシュポ)も販売されているようなので、そうした文明の利器を使えば良いのでしょう。 
あとは、溜め糞に集まるハエを採集したくても、捕虫網を下手に振り回すと網が糞で汚れるのが嫌で躊躇してしまいます。 
使い捨てできる安価な網があるとか、何か良い採集テクニックがあるのでしたら、教えて欲しいです。 
捕虫網ではなくトラップ式でハエ類を捕獲するのかな?

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