2023/10/29

夏羽に換羽中のノビタキ♂(春の野鳥)止まり木からの飛翔および排便

 

2023年4月中旬・午前10:40頃・晴れ

平地に広がる刈田の横で、冬芽から若葉が芽吹き始めた落葉灌木の天辺にノビタキ♂(Saxicola torquata)が止まっていました。 
樹種はおそらくオニグルミだと思います。 
当地で見られるノビタキは、渡りの途中で春と秋に立ち寄るだけの旅鳥です。 

この個体は冬羽から夏羽への生え変わり(換羽)が未だ不完全で、黒色が薄いです。 
バードリサーチニュースの生態図鑑でノビタキについて調べると、
冬羽から夏羽への移行は,換羽ではなく摩耗によることが知られるが,一部は換羽している可能性もある .
関連記事(2年前の同時期に撮影)▶ 夏羽のノビタキ♂を見つけた!(野鳥)


樹冠の止まり木から止まり木へ少し飛んで移動してから、少量の白い糞をポトリと排泄しました。 
その糞はオニグルミ灌木の幹に付着したので、種子散布は失敗です。 
最後は右下へ羽ばたかずに飛び降りました。 
脱糞および飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:35〜) 

2023/10/28

スギ防風林でタヌキの溜め糞場を通り過ぎるニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年4月中旬 

平地の防風林でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が残した大きな溜め糞場wbcを新たに見つけました。 
自動センサーカメラを設置してみると、ニホンアナグマMeles anakuma)が連日写りました。

シーン0:4/14・午後16:23・気温24℃・(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
画面の中央に黒々とこんもり溜まっているのがタヌキの糞塊です。 
右奥に落葉灌木の雑木林が広がっていますが、カメラの背後はスギの防風林になっていますし、林床にはスギの落葉・落枝が敷き詰められています。 


シーン1:4/15・午前2:08・気温7℃・(@0:05〜) 
深夜に右から登場したアナグマが、地面の匂いを嗅ぎながら歩いて来ました。 
この個体はたぶん♀ですね。 
溜め糞wbcの匂いを嗅いでから、その右横で腰を落としスギの落ち葉に尻を擦り付けました。 
この行動はおそらくスクワットマーキングで、肛門の臭腺で縄張りを匂い付けしたようです。 
獣道に沿って左下に立ち去りました。 


シーン2:4/16・午後21:46・気温8℃・(@0:36〜) 
翌日は晩に左からアナグマが登場。 
この個体はたぶん♂ですね。 
タヌキの溜め糞wbcの横を素通りして(匂いも嗅がず)右へ立ち去りました。 
スクワットマーキングもやりませんでした。 


シーン3:4/17・午後23:23・気温4℃・(@0:49〜) 
翌日は深夜に左からノソノソと歩いて登場。 
タヌキ溜め糞wbcの横を素通りして、右へ。 
途中で立ち止まったものの、スクワットマーキングはしてないと思います。 
(手前に生えた灌木が邪魔でよく見えず。) 


シーン4:4/18・午前2:33・気温4℃・(@1:09〜) 
3時間10分後の未明に、今度は右から登場。 
同一個体が戻って来たのかな? 
タヌキ溜め糞wbcのすぐ手前を素通りして、左に立ち去りました。 


昨年まで里山のスギ林道で観察していた溜め糞場sでは、タヌキとアナグマが互いに張り合うように近くで排便していました。
しかし、ここでは事情が違うようで、 アナグマは排便しないで立ち去りました。 
実は数ヶ月後に判明するのですが、タヌキの溜め糞wbcの近くに(この映像ではトレイルカメラの背後に約3m)アナグマ専用の溜め糞stmpがありました。 
観察事例がまだ少ないのですけど(n=2)、私のフィールドでアナグマとタヌキが共存している里山環境では、2種が溜め糞エリアを共有してます(その中では別々に溜め糞を作る)。
アナグマやタヌキ関連の書籍でそのような排泄習性に関する記述がなかったので、興味深く観察を続けます。
特にアナグマは巣穴の近くにトイレを作ると書いてあったのに、私のフィールドでは今のところ当てはまりません。

エゾタンポポの花蜜を吸うフタモンアシナガバチ創設女王

 

2023年4月中旬・午前10:30頃・晴れ 

茎が短いまま早くも花を咲かせているタンポポの小群落が田んぼの農道にありました。 
そこにフタモンアシナガバチ♀(Polistes chinensis antennalis)が訪花していました。 
この時期に見られる♀は越冬明けの創設女王であり、ワーカー♀は未だ羽化していません。 

しゃがんで接写してみると、吸蜜する顔が黄色い花粉まみれになっていました。 
フタモンアシナガバチ創設女王が吸蜜に夢中でなかなか飛び去らないので、急ぎの用事があった私は焦れてきました。
右手の指を差し出したら、女王蜂は慌てて羽音を立てて逃げ去りました。 

タンポポを同定するために頭花をめくって総苞片を確認すると、意外にも普通種で外来種のセイヨウタンポポではなく在来種のエゾタンポポでした。 
隣の株も同種のエゾタンポポ。 
念の為に確認してよかったです。 
この組み合わせは初見。 
他の蜜源植物が咲き始めると、アシナガバチ類のワーカー♀はタンポポの花には来なくなります。



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