2023/07/06

河畔林の溜め糞場へ排便に通うホンドタヌキ:2022年11月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年11月中旬〜下旬 

河畔林の溜め糞場rvに単独で来たホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の映像記録をまとめました。 
画面の下が北で、画面のすぐ左外には川が北へ流れています。
画面上の中央と左上の2箇所(東と西)に溜め糞が残されています。 
タヌキの個体識別ができていないので、何頭のタヌキが来ているのか不明です。 
それぞれのタヌキは2箇所の溜め糞のうちいつも決まった方(好み)で排便するのか、それとも気まぐれ(毎回ランダム)なのか、知りたいものです。 


シーン1:11/12・午前5:53・(@0:00〜) 
日の出時刻は午前6:13。 
未明に来たタヌキが溜め糞(東)を一旦素通りしてからすぐに戻って来ました。 
今度は溜め糞(西)の匂いを嗅いでから跨がり、東向きで排便しました。 
真上から見下ろす撮影アングルでは、タヌキの背側しか見えません。 
肛門から脱糞する様子を直接観察すれば糞の固さや形状からタヌキの健康状態が診断できるのに、残念です。 
カメラには気づいてないようで、そのまま北へ立ち去りました。 


シーン2:11/12・午後18:08・(@0:45〜) 
12時間15分後、同じ日の晩に夜行性のタヌキがまた来ました。 
日の入り時刻は午後16:33。 
右のニセアカシア立木をぐるりと回り込んで根元の匂いを嗅ぎ回っています。 
立ち止まって、足で体を掻いてから、そのまま北に立ち去りました。 
今回は排便どころか溜め糞の匂いもチェックしませんでした。 


シーン3:11/13・午前4:48・(@1:18〜) 
翌日の未明にタヌキが登場。 
溜め糞場rvをゆっくり素通りして北に立ち去りかけたものの、すぐにまた引き返して来ました。 
林床に転がっている落枝の匂いを嗅ぎました。 
この落枝を野ネズミがよく陸橋のように伝い歩いているので、野ネズミの残り香が気になるのかもしれません。 
ときどき上を見上げていますが、トレイルカメラには気づいていないようです。 
今回も溜め糞で排便しないまま、北に立ち去りました。 


シーン4:11/14・午前2:49・(@1:47〜) 
翌日の深夜に珍しく北からやって来たようです。 
溜め糞(西)の匂いを嗅ぐと方向転換し、ブルブルッと身震いして濡れた体毛の水気を切りました。 
そのまま北に立ち去りました。 
強い秋風(木枯らし)が吹くとカメラを固定したニセアカシアの幹がゆっくりと振動して、トレイルカメラが誤作動してしまいます。 


シーン5:11/15・午前4:52・(@1:56〜) 
約2時間後の未明に現れた個体は、溜め糞(西)の匂いを嗅いでいました。 
身震いすると次は溜め糞(東)の匂いを嗅ぎました。 
溜め糞をチェックしただけで今回も排便せずに南へ立ち去りました。 
ひょっとすると、20分前に立ち寄ったホンドギツネの残り香を嗅ぎ取ったのかもしれません。 
もしもキツネとタヌキが溜め糞場でニアミスすると、何が起きるのですかね? 


シーン6:11/15・午前5:34・(@2:18〜) 
約40分後の未明に来た個体は、溜め糞(西)の匂いを嗅いでから、南西に立ち去りました。


シーン7:11/19・午前0:10・(@2:29〜) 
4日後の真夜中に登場した個体は、毛皮が雨で濡れていました。 
西を向いて溜め糞(西)の匂いを嗅ぎながら、溜め糞(東)の上に脱糞しました。 
やや便秘気味のようです。 
用を足して北に立ち去る直前にカメラを見上げました。 


シーン8:11/19・午前4:51・(@3:22〜) 
4時間40分後の未明に登場した個体は、溜め糞(東)で新鮮な糞の匂いをクンクン嗅いでいました。 
溜め糞を共有する複数のタヌキの間で、糞の匂いを通して情報交換しているのだそうです。 
(どの個体がいつ来たのか、何を食べたのか、など) 
便意が無かったのか自分は排便せずに、そのまま南に立ち去りました。 


シーン9:11/21・午前5:28・(@3:38〜) 
2日後の未明に来たタヌキは、小雨がポツポツ降る中を溜め糞(東)の匂いを嗅いでいました。 
日の出時刻は午前6:22。 
そのまま少し前進すると溜め糞(東)に跨がり、南向きで排便しました。 
林床の落ち葉もタヌキの毛皮も雨でびっしょり濡れています。 


シーン10:11/22・午後21:21・(@4:12〜) 
翌日の晩に北からやって来たタヌキが溜め糞(西)の匂いを嗅いでから溜め糞(東)に移動し、そこで北東を向いて排便しました。 
その後は南に立ち去りました。 




雨上がりにサルスベリの花で採餌するクマバチ♀

 

2022年7月中旬・午前10:45頃・くもり 

雨が降り止むと、民家の裏庭に咲き誇るピンクのサルスベリ(百日紅)にキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。 
雨上がりは葯の花粉も濡れているし花蜜も水で薄まり、ハナバチ類にとって採餌活動しにくいのでは?と思ったのですが、花から花へ忙しなく飛び回り吸蜜・集粉しています。 
後脚の花粉籠に黄色い花粉団子を付けていて、顔や黒い腹背が黄色い花粉で汚れています。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:12〜) 
クマバチが飛来すると、高速の羽ばたきによって雨で濡れた百日紅の花から水飛沫が飛び散る様子が格好いいですね。 


関連記事(12年前の撮影)▶ クマバチがサルスベリに訪花



【追記】
記事の公開時にはあまり深く考えずに「吸蜜していた」と書いていたのですが、誤りを訂正しておきます。
サルスベリの花には蜜がないので、集まってくるのは花粉を食用とする昆虫たちだ。(p86より引用)


2023/07/05

スギ林道のタヌキ溜め糞場に野ネズミの巣穴を見つけた!

 



2022年11月下旬・午前11:35頃・晴れ 

トレイルカメラに最近撮れた監視映像に写っていた野ネズミ(ノネズミ)の巣穴を探すために現地入りしました。 
晩秋のスギ林道はスギの落葉落枝や広葉樹(ホオノキなど)の落ち葉で覆われています。 
下草として生えていたトリアシショウマの葉が枯れかけています。 
映像と見比べながら落ち葉を掻き分け地面を探すと、トリアシショウマ群落の根際とスギ落枝の間に丸い小さな穴が開いていました。 
遂に野ネズミの巣穴の入口を見つけました。 
トレイルカメラという文明の利器で野ネズミが夜な夜な出入りしている証拠映像がなければ、現場で巣穴を見つけるのはまず無理でしょう。
巣口に巣材の枯葉は詰まっていませんでした。 
指を巣口に差し込んでみても、奥まで届きません。 

野ネズミの巣穴のすぐ近くには、ホンドタヌキの溜め糞場sがあります。 
糞の一部には白いケカビが生えていました。
この日タヌキの糞に来ていたのは、1匹のベッコウバエだけでした。

巣穴の発掘調査をして、野ネズミが持ち込んだ巣材の落ち葉や貯食物が詰め込まれている様子を観察しようか迷ったのですが、結局諦めました。 
独学で野ネズミを調べている私にとって、巣穴を掘るのも全く初めての経験なので、作業の注意点が分かりません。 
諦めた理由としては、 
  1. 掘る道具(移植ゴテ)を持ってくるのを忘れてしまった。 
  2. コロナ禍が収まっていないので、野生動物からの万一の感染症を予防するためにゴム手袋やマスク、ゴーグルなどを着用すべきなのか?と土壇場で躊躇してしまいました。 
  3. 巣穴を暴いてしまうと野ネズミが引っ越してしまい、トレイルカメラに写らなくなってしまうはずです。 
今思うと、やはり思い切って棒で掘り返してみるべきでしたね…。 
ファイバースコープがあれば、巣穴の中の様子を非侵襲的に撮影することも可能かもしれません。



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