2023/06/15

11月のスギ林道で夜な夜な餌を探し歩く野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年11月上旬〜中旬 

里山のスギ林道に残された溜め糞場sを見張る自動センサーカメラに写った夜行性野ネズミ(ノネズミ)の行動記録です。 
夜な夜なランダム・ウォークで餌を探しているようです。 

この地点では野ネズミへの給餌実験をしていません。
スギ林の林床に野ネズミの餌(木の実など)が豊富にあるとは信じがたいのですけど、繰り返し登場します。
画面右下の先に野ネズミの巣穴があることが後に判明します。

シーン1:11/8・午後19:04・(@0:00〜) 
画面中央から下に向かって、林道をウロチョロ徘徊していました。 


シーン2:11/8・午後19:07・(@0:20〜) 
タヌキの溜め糞場sを素通りして、右に行きました。 


シーン3:11/8・午後19:10・(@0:31〜) 
落ち葉が敷き詰められた林道上をピョンピョン跳ねるように左に立ち去りました。 


シーン4:11/12・午後22:38・(@0:43〜) 
画面右から活動開始。 
タヌキの溜め糞に近寄ったものの(@1:35〜)、糞の匂いを嗅ぐと嫌がって離れて行きました。 
溜め糞に含まれる植物の種子を目当てに来たようには見えません。 
映像をよく見ると、野ネズミが接近した途端に、ハエが溜め糞から飛んで逃げました。 


シーン5:11/14・午後19:46・(@1:44〜) 
画面の右エリアをうろついてから、右上に消えました。 


シーン6:11/14・午後20:13・(@2:02〜) 
右から登場した野ネズミが右下に消えました。 
すぐにまた戻ってきて林床をウロウロし、再び右に消えました。 


シーン7:11/16・午前1:11・(@2:34〜) 
小雨がぱらつく深夜に、野ネズミがチョロチョロと右上に消えました。 


シーン8:11/16・午前5:48・(@2:42〜) 
野ネズミが右から左へ林道を走り去りました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 

野ネズミが探餌徘徊しているだけで、見ている私も飽きてしまうのですが、少なくとも通年は全ての行動を丹念に記録するべきだと考えています。 
いつどこで出没したか、という情報だけでも記録する価値があります。(登場時刻など)
素人目には退屈でも、いずれ観察眼が肥えてから見直せば何か新しい発見があるかもしれません。 
次回から面白い行動(新奇の行動)が始まりますので、お楽しみに。 


ベッコウバエ♂の配偶者ガード:横恋慕するあぶれ♂を足蹴にして撃退

 



2022年11月上旬・午前11:55頃・くもり 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場dで繰り広げられる ベッコウバエ♀♂(Dryomyza formosa)の配偶行動が面白くて観察しています。 

糞塊の横でイタヤカエデの黄色い落ち葉に「あぶれ♂」が乗っていて、交尾相手の♀が溜め糞に飛来するのを待ち伏せしています。 
そのあぶれ♂が翅を半開きにピクピク動かすようになり、目の前で交尾していた♀♂ペアに跳びつきました。 
あぶれ♂は目の前で動くものに対しては、とにかく何にでも飛びついてみるようです。(誤認求愛) 

実は、このイタヤカエデの落ち葉に乗っていた個体は腹背が黒っぽかったので、てっきり♀だと初めは思い込んでいました。 
ところが、横から見ると黄色がかっていて、黄色の毛があまり密生していない♀♂中間型の個体でした。 
その後の行動を見る限り、♂で間違いなさそうです。 
♂なのに♀のふりをして油断させつつ交尾のチャンスを狙うスニーカー戦略の♂だとしたら面白いのですが、どうでしょうか? 

溜め糞に居る交尾ペア♀♂aをよく見ると、実際には交尾器を結合していない状態でマウントを続けており、配偶者♀をライバル♂bから守っている(交尾後ガード)、と表現するのが正しいです。 
♂が自分の遺伝子を確実に次世代に残すためには、交尾した♀が産卵するまで他の♂と浮気しないようしっかりガードする必要があるのです。
実際に、♂aは♀にマウントしながら中脚を伸ばしてあぶれ♂bが配偶者♀に近寄らないよう牽制し、強引に飛びかかってきたら蹴って撃退しました。 

足蹴にされたあぶれ♂bはあっさり諦めて、横のイタヤカエデ落ち葉にすごすごと戻りました。 
交尾中のペアに割り込んで♀を強奪することはありません。 
体格を比べると、今回は交尾後ガードをしている♂aがあぶれ♂bに勝っていました。 
もしもあぶれ♂の方が体格が大きければ、♀を奪い取って交尾できるのでしょうか? 
(私は♀の強奪シーンを未だ一度も見たことがありません。)

つづく→

2023/06/14

秋のスギ林道でトレイルカメラに興味津々のホンドギツネ【暗視映像】

 

前回の記事(10ヶ月前の撮影)▶ 雪山の杉林を歩くホンドギツネ【トレイルカメラ】 


2022年11月中旬・午前4:45および午後18:45 

里山のスギ林道に設置した自走撮影カメラにホンドギツネVulpes vulpes japonica)が久しぶりに写りました。 
カメラの真下で立ち止まり、興味津々で見上げたり、頻りに風の匂いを嗅いだりしています。 
常連のタヌキと比べてキツネはかなり痩せて見えます。 
耳の先が三角形に尖っていて、尻尾は長く先端部は黒っぽい。 
タヌキの溜め糞場sには興味を示さず、そのまま左に立ち去りました。 

14時間後にも同一個体と思しきキツネが逆から再登場。 
通りすがりに溜め糞sの匂いをちょっと嗅いだだけで、林道を左から右へ早足に通り過ぎました。 



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