2022/07/24

トンネルの天井に独りうずくまるコウモリ【暗視映像】

 

2017年9月中旬・午後17:35頃(日の入り時刻は午後17:43) 

真っ暗なトンネルの天井に横方向のヒビ割れがあり、そこに単独のコウモリが逆さまになってうずくまって(天井にしがみついて)いました。 
天井から足でぶら下がる体勢でないのは珍しいと思い、動画で記録しました。 
赤外線の暗視カメラで撮ると、薄目を開けて私を見ています。 
夜行性のコウモリは昼間に寝ていますが、日没直前なのでそろそろ覚醒するようです。 
この映像でコウモリの種類を見分けられる方がいらっしゃいましたら、教えてください。 

最後、コウモリの近くに潜んでいた蛾が天井を歩き去りました。 
トンネル内を飛ぶ蛾はコウモリの餌食になりそうですけど、コウモリの昼ねぐらの近くまで来れば逆に安全なのかもしれません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

2022/07/23

晩春の河畔林を夜な夜な駆け回る野ネズミ【暗視映像:トレイルカメラ】

前回の記事:▶ 河畔林の雪上を夜に駆け回る野ネズミ【暗視映像:トレイルカメラ】

2022年5月中旬〜下旬 

河畔林のタヌキ溜め糞場rvを監視するトレイルカメラに夜な夜な登場する野ネズミ(ノネズミ)の記録です。 
様々なトラブルで調査に空白の期間が生じてしまいました。 
この時期は、ほぼ毎晩のように野ネズミが林床に現れました。 
問題は、春も後半になると(晩春)林床に下草が繁茂するようになったことです。 
特に画面右下および右中央にある黒々としたタヌキの溜め糞の周囲から草が多く生えています。 
カメラが林床を見下ろすアングルでは小さな野ネズミの活動が下草に隠れてしまいがちです。 
トレイルカメラの映像で野ネズミの巡回ルートが決まっているように見えるのは、下草でカメラの視界が遮られているせいだと思います。 
対策として、私が現場を訪れる度に、必要最小限の除草をしました。(画角内の邪魔な草や葉っぱだけをナイフで切って取り除く) 

シーン1:5/18・午後19:47 
赤外線の暗視映像で野ネズミの毛皮は黒く見え、目だけが爛々と白く光って見えます。 
ニセアカシア立木が並ぶ林縁を左へ走り去りました。 
途中で幹の根際を少しだけ登ったものの、すぐに林床に飛び降りました。
(木登りしたとは言えません。) 

シーン2:5/18・午後22:25 
林床に転がっている落枝の上を伝ってチョロチョロと渡ると、右の茂みの下に隠れてしまいました。 
タヌキの溜め糞そのものには用が無いようで、近づきません。 

シーン3:5/20・午後20:43 
左奥の立木を根際から登りかけたが、すぐに林床に飛び降りて左に走り去りました。(木登りしない。)
なぜ木登りの有無に拘っているかと言うと、アカネズミは木に登れず、やや小型のヒメネズミは木登りが得意とされているからです。 
今のところ本格的な木登りシーンが撮れてないので、ここの野ネズミはアカネズミなのかな? 
ニセアカシア立木の奥に川沿いの獣道があり、野ネズミも利用しているようです。 

シーン4:5/21・午前0:14 
林床で落枝の上を渡り、右へ移動して茂みの下に隠れてしまいました。 
前回と同じコースを辿り、タヌキの溜め糞には近寄りませんでした。 
晩秋の時期には果実をよく食べるタヌキの糞には種子が多く含まれていて、野ネズミはそれをよく採食していました。 
春になるとタヌキの採食メニューに果物は無くなり、糞に含まれる種子も無くなりますから、野ネズミが溜め糞に魅力を感じないのも当然です。 

シーン5:5/22・午前3:20 
立木の左奥を野ネズミがチョロチョロと徘徊しています。 
河畔林の暗闇を夜蛾が飛び回っていました。 

シーン6:5/22・午前3:31 
トレイルカメラの起動が間に合わず、登場シーンを撮り損ねました。 
野ネズミが落枝の上を駆けて行きます。 

シーン7:5/22・午後19:30 
立木の奥を左へ走り去りました。 


シーン8:5/23・午前0:09 
いつものように、ニセアカシア立木の奥を左へ。 

シーン9:5/23・午前3:06 
カメラの起動が間に合わず、林床を右下へ走る野ネズミがチラッと写りました。 

シーン10:5/23・午後21:25 
林床の落枝から右へ駆けていきました。 
その直後に面白い虫が登場したのですが、それについては記事を改めて書きます。 

シーン11:5/25・午前1:02 
左奥の立木の根際を左へ。 

シーン12:5/25・午前2:10 
落枝を渡って画面の下へ走り去りました。 

シーン13:5/25・午後22:45 
落枝を渡り、画面の下へ 


同一個体の野ネズミが同一ルートで夜な夜な巡回しているのですかね? 
この時期は複数の野ネズミが同時に写ることはありませんでした。


2022/07/22

止まり木で雪国のカワウ3羽が連続して脱糞(冬の野鳥)

 

2021年12月下旬・午後13:45頃・晴れ 

川岸に並ぶ倒木をカワウPhalacrocorax carbo hanedae)がお気に入りの止まり木として長年利用してきました。 
冬になって雪が積もると川の増水で流出(水没?)したのか、その倒木が減っていました。 
止まり木が減ったせいか、この日は4羽しかカワウが集まりませんでした。 
川幅をまたぐように川岸から2本のニセアカシアの木が倒れていて、晩秋にはカワウが鈴なりに並んで止まっていました。
ところが、その長い倒木に冠雪したせいか、なぜかカワウが1羽も止まっていませんでした。

撮影していると、並んでいる3羽のカワウが相次いで白い液状便を排泄しました。 
ここは水洗トイレになっていて、カワウの糞害問題は生じません。
よく晴れているのに、翼を広げて羽根を乾かす行動がなぜか見られません。 

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