2021/12/16

土を舐めてミネラル摂取するヒカゲチョウの群れ【HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年9月中旬・午後15:00頃・晴れ 

急な山道でヒカゲチョウ♀(Lethe sicelis)が翅を全開にして日光浴しながら乾いた地面を舐めていました。 
ヒカゲチョウのミネラル摂取行動は初見です。 
しかも、♀がやるのは珍しく思いました。
関連記事(1年前の撮影)▶ 砂利道の土を舐めるクロヒカゲ♂
砂利が少し敷かれた赤土の山道を歩き回りながら地面や小石を舐めています。 
途中で口吻をクルクルとゼンマイのように縮めたものの、すぐにまた土舐めを再開。 
日向で暑いのか、翅を半開きに立てるようになりました。 

地面から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:23〜1:32) 
先を急いでいた私は蝶が自発的に飛び立つまで待てず、帽子を投げつけて飛び立たせました。 
翅の地味な色が山道の背景に対して見事な保護色になっており、飛ぶと見失いそうになります。 

その山道を少し進むと、更に3頭の個体が同様に地面を舐めていました。 
日陰でもミネラル摂取しています。 
山道のこの区間の土壌は塩分が多く含まれているのでしょうか? 
もしかすると野生動物が通りすがりに糞尿を排泄したのかもしれません。 
日陰に居るせいか翅をしっかり閉じて土を舐めています。 
翅表が見えないので、性別不明。 
1頭は後翅の肛角付近が損傷している個体でした。 
小さな眼状紋を狙って鳥がつついた跡(ビークマーク?)のようです。

以下の写真は別々の個体。
 

2021/12/15

山道の溜め糞を日没後にチェックするホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

2021年9月下旬・午後15:10頃・くもり 

秋になるとタヌキの溜め糞を観察しやすくなります。 
気温が下がるとともに糞虫などによる分解速度が落ちて、糞が残りやすくなるからです。 
里山の山道で大規模な溜め糞ポイントを新たに見つけました。 
こんもりと山積みになった糞、または下痢便、古い糞など、落ち葉の積もった山道の中央に点々と1列に並んでいました。 
登山者はこれを踏まないよう注意して山道を歩かないといけません。
新鮮な糞が含まれているので、間違いなく現在使用中の溜め糞でしょう。
サインポストとして複数個体のタヌキが共有していそうです。 
動画では一番端に残された下痢便(泥状)の横に15cm定規を並べて置きました。 
落ち葉だけでなく、ブナの殻斗も林道上に散乱していますね。
溜め糞を見下ろす位置にトレイルカメラ(無人センサーカメラ)を仕掛けることにしました。 
糞が広範囲に広がっているので、どこに狙いを定めるべきか困ります。 
なるべく引きの絵で全体を収めるようにしました。

 

2021年9月下旬・午後18:00頃 (日没時刻は午後17:28) 

約3時間後、トレイルカメラを仕掛けたその日の晩に早速、1頭のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が獣道に登場しました。 
日没から約30分後で山中はもう真っ暗です。 
タヌキの登場シーンは撮れてませんでしたが、画面中央にある溜め糞の匂いを嗅いでいました。 
タヌキが振り返ると、赤外線に反射して目がランランと白く光って見えます。 
その後、タヌキは林道脇の立木の匂いを嗅いで回りました。 
3時間前に立ち去った私の残り香が気になってるのかもしれません。 
引き返して林道中央の溜め糞に戻って来たものの、何度も見上げてカメラ目線になります。 
明らかにタヌキは暗視カメラの存在に気づいて、少し警戒しているようです。 
カメラの赤外線LEDがうっすらと赤く光って見えるのか、またはカメラから漏れ出る電子ノイズがかすかに聞こえているのでしょう。 

残念ながら今回はタヌキの排泄シーンを記録できませんでした。 
カメラの録画時間を60秒の設定にしていたために、尻切れトンボの動画になりました。 


マミガサキアザミの花蜜を吸うオオマルハナバチ雄蜂♂

 

2021年9月下旬・午後12:50頃・晴れ 

里山で山腹の道端に咲いたアザミで見慣れないカラフルなマルハナバチが訪花していました。 
忙しなく飛び回り、吸蜜しています。 
体中がアザミの白い花粉にまみれていますが、後脚に花粉籠が無いので雄蜂♂のようです。 
訪花後の蜂は飛び上がってオニグルミの葉の表で少し休みました。(撮り損ねて映像なし) 
マルハナバチ類の交尾を私は未だ見たことがないのですが、交尾のために新女王が飛来するのを雄蜂♂は花畑(蜜源植物)で待ち伏せしているのでしょうか? 

外来種のセイヨウオオマルハナバチはこんな配色だっけ?と現場では混乱しましたが、帰宅後に調べてみるとオオマルハナバチ♂(Bombus hypocrita)と判明。 
雄蜂♂を撮れたのは初めてです。 
クロマルハナバチの雄蜂♂と似ていますが、クロマルハナバチ♂はもっと黄色が鮮やかで、顔の前方(頭楯)に特徴的な黄色い毛がある点がオオマルハナバチ♂と異なります。 
オオマルハナバチ♂はもっとくすんだクリーム色で、渋い配色です。
参考:『マルハナバチ・ハンドブック』p33
また、アザミの方は山形県特産のマミガサキアザミと思われます。 
鋸歯のある葉の根元は茎を抱き、頭花の総苞に触れても全く粘り気がありません。 
草丈は約170cmとヒトの身長ほども伸びていました。

ランダムに記事を読む