2021/12/15

マミガサキアザミの花蜜を吸うオオマルハナバチ雄蜂♂

 

2021年9月下旬・午後12:50頃・晴れ 

里山で山腹の道端に咲いたアザミで見慣れないカラフルなマルハナバチが訪花していました。 
忙しなく飛び回り、吸蜜しています。 
体中がアザミの白い花粉にまみれていますが、後脚に花粉籠が無いので雄蜂♂のようです。 
訪花後の蜂は飛び上がってオニグルミの葉の表で少し休みました。(撮り損ねて映像なし) 
マルハナバチ類の交尾を私は未だ見たことがないのですが、交尾のために新女王が飛来するのを雄蜂♂は花畑(蜜源植物)で待ち伏せしているのでしょうか? 

外来種のセイヨウオオマルハナバチはこんな配色だっけ?と現場では混乱しましたが、帰宅後に調べてみるとオオマルハナバチ♂(Bombus hypocrita)と判明。 
雄蜂♂を撮れたのは初めてです。 
クロマルハナバチの雄蜂♂と似ていますが、クロマルハナバチ♂はもっと黄色が鮮やかで、顔の前方(頭楯)に特徴的な黄色い毛がある点がオオマルハナバチ♂と異なります。 
オオマルハナバチ♂はもっとくすんだクリーム色で、渋い配色です。
参考:『マルハナバチ・ハンドブック』p33
また、アザミの方は山形県特産のマミガサキアザミと思われます。 
鋸歯のある葉の根元は茎を抱き、頭花の総苞に触れても全く粘り気がありません。 
草丈は約170cmとヒトの身長ほども伸びていました。

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